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大妻女子大学の学生さんがビズホープの取組を調査、卒業論文を執筆しました

2021.03.25

大妻女子大学4年生の小谷夏瑠さんが、弊社代表寺田のインタビューを通して女性起業家の働き方における特徴を考察し、卒業論文働き方に『女性の視点を取り入れる』ー女性起業家支援事業を例としてを執筆されました。

インタビューは2019年9月に弊社で、2020年12月にオンラインで行われました。

女性の活躍が期待され、先進的な事例で成功した起業家や所謂「バリキャリ」の女性に注目が集まる昨今。
男女平等と銘打ち「男並み」の働き方を求められ、家事や育児との両立を余儀なくされている女性の現状に疑問を感じていた小谷さん。

女性の社会的背景や特徴を考慮した施策を整えるために、働き方における女性らしさの特徴を明らかにしたい」という問題意識で論文に取り組まれました。

第1回目の調査では、寺田の経歴やコトリスラボの仕組み、クリエイターの活動事例を、
第2回目の追加調査では「高級手持ち花火 義助」などの新事業やコロナ禍の状況についてのインタビューを受けました。

研究により、生活と仕事のバランスを考えることに秀でた女性と親和性の高い働き方として個人事業主やフリーランサーという選択肢があることがわかった。そして、女性自身がこれを認知することの重要性を感じた」と、小谷さん。

コロナ禍により柔軟な働き方が不可欠になった今、施策や保障が追い付かず、女性にとって(同時に男性にとっても)いまだ有効な選択肢になり得ていない。企業の中の働き方改革だけでなく、個人事業主やフリーランサーなどの多様化した働き方への対応が必要である」と結論付けています。

小谷さんからいただいたメッセージです。
(一部文章を省略しています)

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お陰様でS評価を頂くことができ、担当教授からも、ゼミの後輩達に読み継いでいきたい論文であるとのお言葉をいただきました。

【講評と生徒からのコメント】

教授より
・インタビューの対象の選定もよく、女性が社会進出していこうとする現代によく合っている調査内容で、女性が起業することの具体事例がとてもよく伝わってきました。
・最新のコロナ禍の話まで反映されていて、将来読み返した際とても有意義な論文です。

生徒感想
・個人事業主の女性がどの様に働いているのか全く知らなかったが、知ることができてよかった。
・こういう働き方をしている人がいることを知って、視野が広がった気がします。
・ビズホープさんの持つ柔軟性が、これからの時代に必要なものであるというのがこの論文の面白いところだと思う。

私を含め周りの学生たちにとって、企業への就職が主な進路ですが、これから先ライフイベントで就業を継続できなくなる人も多いはずです。

私たち21卒生の中には、コロナ禍で就活が思う様に行かなかった学生も多くいます
ですが先日、希望の職につけなかった友人が、「論文を読んでいたら、将来そういう道もアリかもと思えてきた」と話してくれました。

改善点も多々ある論文ではありますが、私自身のキャリアに対する視野が広がったことに加えて、将来に不安を抱く女性の心を少しでも動かせるものが書けたことを大変嬉しく思います。

まだまだ未熟な私ですが、寺田様のお話しや調査から学んだことを糧に、社会人として邁進してまいります。本当にありがとうございました!

小谷夏瑠

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微力でも、女性の働き方について真摯に向き合う学生さんのお力になれて光栄でした。
小谷さんの論文が読み継がれ、働き方について考える際のヒントになれば幸いです。

小谷さん、ありがとうございました。そして論文の執筆、おつかれさまでした!
(写真は9月に弊社へお越しいただいた際に撮ったものです)

◆当時の記事はこちらです。あわせてご覧ください。
https://bit.ly/3cmbSsK