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私らしい働き方発見!「ワークシェアことはじめ」レポート

2021.10.10

2021年9月30日(木)
「富士このみスタイル オンラインで学ぶ・つながる ワークシェア&スキルアップセミナー」第1回目を開催しました。
参加者は富士市内にお住まい、またはお勤めの女性7名でした。
コロナ禍で安全に開催するため、昨年度と同様に全6回の講座すべてをオンラインで行います。

*今年度のグラフィックレコーディングは静岡在住のイラストレーター、いわざきももこさんが担当します。
温かみのあるイラストは見た人を優しい気持ちにしてくれます。
https://momo-illust.com/

 

第1回目は仲間とつながる働き方「ワークシェアセミナー」として、
「私らしい働き方発見!『ワークシェアことはじめ』」というテーマで
弊社代表の寺田がワークシェアの基本や事例紹介などの話をしました。

また、「富士このみスタイル お試しワークシェア」第1期生のうち3名の方をお迎えし、体験したワークについてのお話も伺いました。

◇アイスブレイク
テーマ「コロナが落ち着いたらやりたいこと、行きたいところは?」
講座に入る前に、3人ほどのグループでそれぞれの希望を語り合いました。
・ディズニーランドへ行きたい!
・地元や県外の友人に会いたい
・旅行に行きたい
・人に会って思い切り話したい
・実家や祖父母の家に行きたい
・地元の美味しいものが食べたい

◆富士このみスタイルとは?(富士市役所企画課による紹介)
富士市では、若い世代の人口が流失してしまわないように、移住者を積極的に受け入れています。結果、移住者数は3年連続県内自治体でトップクラス!
そのような中、富士市へ移住・定住した方を応援する企画として、「富士このみスタイル」が誕生しました。同年代の方とつながって学ぶことができ、育児や仕事などのライフスタイルに合わせて自分のペースで参加できる柔軟性が特徴です。今後富士市は、移住後の満足度向上を目指していきます。
オンライン開催とはなりますが、温かい関係性を皆さんと一緒につくり上げ、盛り上げていきましょう!

◆コトリスラボについて(ファシリテーター寺田による紹介)
私は行政職員から民間コンサル会社を経て平成25年に起業、翌年シェアオフィス「コトリスラボ」を開設しました。「新しい働き方の研究所」として、開設から5年で200件以上の新規事業立ち上げをサポートしています。
コトリスラボは、ワークシェアの種類でいうと「プロジェクト型」。事業ごとにチームを組んで、多様な取り組みをしています。アイデアが次から次へと出てくる女性のパワーは本当に素晴らしいと感じています。

◆ワークシェアとは
「スキルや特性をもった仲間と仕事をシェアする働き方」です。
種類は、チラシ作成やライティング、データ入力など比較的ライトな業務を請け負う「タスク型」、商品企画や販路開拓など、業務完了までに長い期間を要する「プロジェクト型」があります。スキルシェアサービスは、行政機関だけでなく民間企業が運営しているものも多くあります。クラウドワークを利用する際には、いくつかの注意点があります。気持ちよく仕事をするために、しっかり相手を見極め、契約内容を確認してから受注しましょう。

◆「タスク型」の紹介【富士このみスタイル お試しワークシェア】
富士市に移住してきた方と地元の方、総勢10名の女性たちが3つのチームに分かれてワークシェアを実践しました。
1. チラシ作成チーム
「移住定住応援団」チラシの原稿やデザインを作成
2. リーフレット作成・FAQチーム
富士このみスタイルの取組PRのためのリーフレット作成など
3. オンラインセミナー運営チーム
富士このみスタイルの各種オンラインセミナー運営業務を実践

■昨年度の「お試しワークシェア体験」参加者さんのお話

★山口さん(オンラインセミナー運営チーム)
Q.参加してよかったことや、学んだことは?
A.最初は、漠然とした不安がありましたが、スキルアップにもつながりました。分からないことを自分自身で検索したことにより、いろいろな発見があり、勉強になりました。また、チームで活動することで、仲間との絆も深まり、企業とのつながりもできました。訪れた富士市内の店舗で、ワークでつながった企業名を目にすることがあり、富士市にも企業にも愛着が湧くようになりました。
自分が理解したことを他の人にシェアすると、自分のキャリアにもつながりますし、得意分野を伸ばすこともできます。チームで行うことで、足並みをそろえて励まし合ってやっていくことをとても意識しました。自分ひとりでのワークより、「責任感を持ってやらなくては」という想いが強かったです。
Q.今後挑戦したいこと、富士このみスタイルへの提案?
A.挑戦したいことは、年末までに起業することです。
富士このみスタイルでやってみたいことは、コラボ商品を作ってみたいです。商店街のシャッター問題にも踏み込んでいけるとよいです。

★佐野さん(リーフレット作成・FAQチーム)
Q.参加してよかったことや、学んだことは?
A.普段は個人事業主として、1人で仕事をしていますので、仲間の意見がとても新鮮でし
た。混ざり合うと、良い意見が出てきます。
「主婦層にアプローチするためのチラシを作りたい」という企業さんの依頼に、「専門用語の記載を控えて、分かりやすくセット料金を載せては?」というアドバイスをさせていただきました。先日、フリーペーパーでその記事を見かけました。私たちが出した意見を早速反映してくださっていて、パッと見たときにとても分かりやすくなっていました。参加したことで、地域のためになっていることを実感し、郷土愛を感じることができました。
富士市はとてもよい街であることを、今後子どもたちに伝えていきたいです。
Q.今後挑戦したいこと、富士このみスタイルへの提案?
A.家業のウェブ発信をしています。当初文章を書くことが苦手でしたが、やっていくうち
に楽しくて、自分のホームページを作りました。地域情報の発信業務もしています。企業に
も採用していただくことができました。新しい出会いもあり、文章の勉強をしています。
最近は居住地区の知り合いをもっと増やしたいと思い立ち、SNSのプロフィールに思いきって地区名を載せてみました。それからオンラインで知り合った方と実際にお会いしたり、アンテナ高く張って富士市内を散策しています。ママたちが情報を発信する「ふじ応援部」のメンバーとしても活動しています。

★倉知さん(オンラインセミナー運営チーム)
Q.参加してよかったことや、学んだことは?
A.前職ではパソコンもZoomも使用することがありませんでした。事務職に興味を持ち、
トライしようと思いました。皆さんとワークすることが楽しく、これからの活動につながる
ことを学べました。実際会わずにサポートなども全てオンラインでしたが、無事に運営する
ことができて自信につながりました。オンラインが主となる現代ですが、参加したことでハ
ードルが低くなったように感じます。
Q.今後挑戦したいこと
A.取得した整体ケアの資格や、保育士の資格を活かして地域の活動や子育てのイベントに
積極的に参加していきたいです。

◇受講生の方からの感想をご紹介します。
・仕事している人とつながれるのが嬉しいです。
・知らなかった富士市の魅力を感じることができました。
・1期生の話を伺ってワクワクしています。
・同年代の女性の幸福度があがったら嬉しいと思います。
・実際に体験された方の声が参考になりました。
・体験された方が、生き生きと活動のお話をしていたのが印象的でした。
・今後の活動に参加させていただいきたいと思います。
・子育てがひと段落したので、社会で何かしていきたいと思い、参加しました。
・スキルがなくても挑戦できるんだ!と心強く思います。

…参加者の皆さんへ…
少しずつ、扉を開いて可能性を広げていってください。
気になった情報を眺めていただくだけでも大丈夫です。
皆さんが勇気を出して踏み出した一歩を大切に、つながって学んでいきましょう!