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静岡聖光学院中学校で「夏のワクワク講座〜井上玩具煙火さんとのコラボ授業〜」が開催されました!

2020.08.21

8月某日、静岡市の静岡聖光学院中学校さんで「夏のワクワク講座〜井上玩具煙火さんとのコラボ授業〜」が開催されました。

 

講座の前に校内を案内していただきました。

 

  

荘厳な雰囲気のチャペルや最先端の設備が導入された校舎、緑豊かな校庭。

 

 

 

キリスト教の教育理念に基づく、6ヵ年一貫の男子校です。

* * *

伊藤大介先生にご紹介いただき講師として登壇したのは、井上玩具煙火株式会社の井上慶彦室長。
手持ち花火の歴史や素材、会社の歴史、今夏新たに発売した駿河伝統花火「義助」の話を約30人の生徒さんに向けてお話ししました。

講義のあとには、オリジナルの手持ち花火の名前を考える課題解決型学習を行いました。

目を見張るような素敵な名称をたくさん発案してくれました。
アイディアの一部をご紹介します。

・「花美」(すべての花火が花のように美しいから「火」を「美」にした)
・「千散花・千散火(せんさんか)」
・「じゃんけん花火」(花火でじゃんけんができるものがあるといい。)
・「エクスプロージョン」「カマエル」
・「ちゃぶ台返し」「光のきざし」「ブルーバード」「赤の想い」
・「曙線香(あけぼのせんこう)」「紅月(あかつき)ロケット」

その後実際に花火に火をつけ、花火の美しさを楽しみました。

生徒さんからは「いつもの花火より長い!」「色が綺麗!」と、そのクオリティに興奮する声があがりました。
国産花火の素晴らしさを感じてもらえたようです。

講座終了後に実施したアンケートで「興味をもったこと」
「駿河伝統花火『義助』を買ってやってみたいかどうか」
「今後花火講座を開催する際に期待すること」をお聞きしました。

【興味を持ったこと】
・高級花火をやってみたい。(井上玩具煙火株式会社が)静岡に一つしかない会社
・花火の色が変化するところ
・刀鍛冶の名前がつけられているのがよかった。
・花火の原料が刀と同じことは意外だった。
・花火にもたくさん種類がある。花火の名前にはちゃんと意味がある。
・島田の歴史について(日本史を授業で学びはじめて歴史に興味があったから)
・今現在花火業界がピンチだと思って残念に思った。

【駿河伝統花火『義助』を買ってやってみたいかどうか】
①やってみたい
・誕生日などでやってもらえると嬉しそうだから。
・今回の話を聞いて興味をもったから。
・形が独特でどのように火花が散るか見てみたいため。
・プロモーションを見てキレイだと思ったから。
・見たことのない光り方をしているから。

②思わない
・子どもにはちょっと高いと思った。
・買ったとしても鑑賞用だと思う。とても大事な時に使うかもしれない。買うとしても一生に1~2回し か買わないと思う。
・高級なので、使わずに残しておきたいから。

【今後花火講座を開催する際に期待すること】
・作り方を少し知りたい。
・自分的には会社のことや花火のしくみなどを知りたい。
・花火の作り方を教えてほしい。
・自分たちで作ってみたいと思った。
・花火の種類の説明。作ってみたい!

講義終了後、井上室長は「生徒さんの声や喜んでいる姿を肌で感じることができて嬉しいです。花火は子供たちの心をワクワクさせることができると実感させてもらいました。生徒様の花火の商品名も参考にさせていただきたいです」と話していました。

講座をコーディネートしてくださった田代正樹先生からは「担当の学校の夏期講習と言うと、とかく勉強ばかりしていると思われがちですが、こんなワクワク講座も、夏期講習ならではのもの。夏の風物詩である花火を、このような形で学ぶことができたこと、私にとっても、とても良い学びとなりました」とご感想をいただきました。

夏の風物詩である手持ち花火ですが、学校生活の中でその仕組みや市場について学ぶ機会はありません。
今回の夏期講習は生徒さんにはもちろん、先生方や井上室長にとっても新鮮な学びの時間となったようです。

◆静岡聖光学院中学校・高等学校 公式サイト
http://www.s-seiko.ed.jp/

◆駿河伝統花火「義助」 公式サイト
https://inoue-fireworks.com/