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  • コツを学んで即実践! はじめての書き方講座 レポート

    2021.11.15

    2021年11月4日、
    「富士このみスタイル オンラインで学ぶ・つながる ワークシェア&スキルアップセミナー」
    第3回目を開催しました。 講師は、編集者の日野なおみさん

    『日経トレンディ』『日経ビジネス』などの雑誌から『すみません、ほぼ日の経営。』『宝くじで1億円当たった人の末路』『誰がアパレルを殺すのか』ほか多数の話題作を手がけてこられた書籍編集者である日野さんから、「はじめての書き方講座」と題し、仕事をするうえで役に立つ「書くスキル」と心持ちを学びました。
    人と人をつなぐ、編集者の仕事内容もお話しいただきました。

    日野さんは冒頭で、
    「新型コロナウイルスが蔓延するようになって以来、『書く』仕事は、全国どこからでも仕事ができるなと感じていました。ですので、今日は参加者の皆さんがその一歩を踏み出せるようなところまでお話しさせていただければと思います」
    と、ワクワクするメッセージを下さいました。

    【今回のゴール】
    ❶「書く」の理解を深める
    そもそも、「書く」とはどういうことなのか。
    改めて定義し直し、整理していきます。
    ❷「書く」の最初の一歩を踏み出す
    「書く」って意外と、ハードルが高くありません。

    『書く』を中心に多彩に活躍されている日野さんが、ご自身の実体験に基づいて話してくださいました。
    「今は書籍の編集者として『書く』『直す』の日々です。書籍の企画をしたり、発売後の書籍をプロモーションしたりしています。でも圧倒的に多いのが、『書く』と『直す』仕事です。
    でも、実は、原稿そのものが「めちゃくちゃ上手」というわけでは、決してありません。苦手ではありませんが、いまだに書くのが好きとか得意と思うことはありません。
    それでも『書く』『直す』を生業に、言葉を使った仕事に従事して20年弱になります」

    【グループトーク❶】
    「書くのが好きではない」という言葉に驚きです!
    そこで、「なぜ日野さんが『書く』のが好きではないのに、この仕事を続けてこられたか」をお題として、アイスブレイクもかねてブレイクアウトルームで話してみました。
    *皆さんの答え
    ・「人に何か伝えたい」という熱い気持ちがあったり、書くことを続けていたりする中で慣れてきたのでは。
    ・書く仕事をされていますが、話がお上手な印象を受けました。話をするようにお書きになったり、頭の中で整理されたりするのが得意なのでは。書くことにそこまで身構えなくてもいいのかなと感じました。

    「皆さん、まさにこれから話そうとしていたことの『2つの柱』を伝えてくださいました。
    入社して数年、私自身は書くのがすごく苦手で、私が来るとデスクがみんな嫌がる時期がありました。『また日野か。原稿直さなきゃいけない』と。それは私自身に苦手意識があったから。それが、3年目くらいでふっと抜けたときがありまして。この経験が今日お伝えすることのヒントになるのかなと思います」

    ●多くの人が「書く」に苦手意識をもっているようです
    ・うまく書けるか不安
    ・書き手のセンスが問われそう
    それを証明するように、「書く」ための本はニッチなのにすごく売れています。
    書くことに苦手意識を抱いたり、学ばないといけないと感じたりしている方が多いようです。

    ●私たちは毎日「書き物」を読んでいます
    耳から入る情報や動画もありますが、新聞、チラシ、ニュース、メール・・・かなり書き言葉に囲まれて暮らしています。

    ●毎日読んでいる「文章」を、上手/下手と評価していますか?
    →していません。単に情報として受け入れているのでは。なぜなら、情報が的確であることが一番大切だからです。

    【「書く」には3種類あります】
    (1)揺さぶる
    小説やエッセイ、ノンフィクションなど、読者の心を揺さぶることが目的。喜怒哀楽などをよびさまして心を揺さぶります。
    noteで文章を書かれている岸田奈美さんが感動的な文章を書かれています。いろんな事件が毎日いっぱい起きて、日々のことをつづっています。ただ、普通の人が揺さぶる内容を書くのは大変です。
    (2)役立つ
    雑誌やウェブの特集記事や書籍など、「役立つ」情報を伝えることが目的。学びを与えるものなども。
    日野さんは日経トレンディ時代、読者に役立つ情報を伝え続けていたそうです。ネットの評価制度がない時期だったので、白物家電ボーナス商戦特集では食洗器のテストなどをやって結果を載せていました。
    (3)伝える
    必要な情報を的確に伝えることが目的。抜け漏れなく、正確に情報を伝えることが大切。
    すべての情報の中で、(1)(2)に比べて圧倒的に多いです。新聞でもチラシでも、正確に事実を伝えることが大事です。

    ◆「書く」の難易度
    伝える<役立つ<揺さぶる

    ◆社会的なニーズは
    揺さぶる<役立つ<伝える
    *普段接している情報は「伝える」。「揺さぶる」は嗜好品です。

    ◎「伝える」が「書く」の第一歩!
    「最初から誰かの心を揺さぶろうとすると身構えてしまいます。自分の色を出す必要はありません。私が入社3年目くらいで苦手意識が抜けたのは、『自分』という意識を消した、つまり読者にどういった情報を伝えるかだけに集中したからだと思います。伝えたいことの優先順位が明確になってきて、そこから苦手意識が消えていきました。一番大切なのは、情報の媒介者になって、正確に伝えることです。
    書き手の個性を出したり、独自の視点を出したりする必要はなく、取材や情報の中から必要なものをきちんと伝えていくのが第一歩です」と日野さん。

    【「書く」を仕事にする】
    ●「書く」を仕事にする…ライターにはどうやってなれる?
    肩書にライターと書いた名刺を作れば、なれます。資格不問、キャリア不問。本業でも副業でもOK。出版社の立場でいうと唯一必要なのは、「これまで何を書いてきたか」。
    コロナ禍になってから顕著なのは、書く仕事は住む場所を問わないということ。取材もオンラインになってきているので、全国各地でライターが活躍しています。参入障壁としては低く、誰でも入れるのがいいところです。

    ●「ライター」と「編集」の違い
    【発行元】どこに書くか。メディア・出版社・企業・自治体・団体など
    メディアや出版社ならば、自社のサイトや雑誌などで特集やインタビューなどを掲載。企業や自治体、団体も最近は「オウンドメディア」という自分たちのメディアを運営。
    【編集者】特集や記事の企画・取材依頼・交渉など
    メディアや出版社ならば、特集や記事を企画し、取材先にアポイントを入れ、記事執筆や撮影などを担当。記事が世の中に出るまでの一切を差配。プロデューサー的存在。
    【ライター】記事の執筆
    主に編集者などからオファーを受けて、テーマに合わせた記事を執筆。編集者と一緒に取材に行くこともある。自分から企画を売り込むことも。
    〈料理に例えると・・・〉
    ・取材先=料理の素材(新鮮野菜・お肉)
    ・ライター=料理人
    ・編集者=メニューや営業を考える戦略者。
    *書く仕事、伝える仕事は多いわりにライターは少ない。
    *大手メディアも編集者はいてもライターがいないという状況。

    ●「書く」を仕事にする最初の一歩は?
    最初の「実績」、まずは「note」でOK。
    〈例えばこんな内容で〉
    ・感動した本の要約
    自分が読んで感動した本や映画の要約や感想文など
    ・イベントのまとめ記事
    参加したオンラインイベント(対談や講演)のまとめ記事
    ・得意な分野のお役立ち情報
    自分が詳しい分野のお役立ち情報
    「お願いする立場からすると、その方がどんな文章を書くのかがわからないと不安です。最初から大手メディアに書いたことがあるのが実績でなくてOK。判断材料としてnoteは最適。売り込みも増えています」と日野さん。

    ●SNSを活用してみる
    ・自分が興味のあるインターネット上のコミュニティなどに参加する。
    ・自分がまとめたnoteの記事をTwitterなどで公開。
    ・「note」の記事などを書いたら、メディアや著者に@を付けてメンションするといい。著者や編集者が見る可能性は高い。
    *取材依頼もTwitterのDMできたりする時代。ビジネス系ならリンクトインもおすすめ。
    https://jp.linkedin.com/

    「メディアの中の人たちは、ネットなどを通して、お仕事をお願いできるライターさんを探しているくらい、書く仕事はニーズが高まっています。音声メディアもありますが、最後は文字に残したいというニーズもあります。動画で1時間半のイベントを文字で読みたい需要もあります。
    また、書く仕事は時間に拘束されないという利点もあります」と日野さん。

    ・寺田コメント
    「私たちもオンラインセミナーの賑わいを伝えるために、グラレコ(グラフィックレコーディング)と詳細なレポートを残しています。これらはイベントにとって欠かせない存在となっています。富士は家族の転勤で移住してくる女性も多いので、手に職をと考えるときに、ライターの仕事は候補になると思います」

    【グループトーク❷】

    テーマ「もし第一歩を踏み出すなら、何からスタートする?」
    *皆さんの答え
    ・まず、何を発信したらいいのかを考える(ヨガで学んだこと、家事のことなど)
    ・ライターは遠い世界の人だと思っていたが、お話を聞いて自分もやってみたいと感じた。
    「今回のゴールが第一歩を踏み出すことなので、そう言っていただけて嬉しいです。ライターは遠い世界の人ではなく、主婦業をやりながらとか複業の人もいます。住んでいる場所も東京に限らないので、たくさん仕事があります。仕事のきっかけはどこから生まれるかわかりません。発信することが糸口になります」と日野さんからメッセージをいただきました。

     

    【「書く」Tips】
    ●「書く」の大原則
    実は、難しくありません。大切なのは、「読み手」の立場になること!
    書き手の自分ともう一人「読み手」の自分を持つこと、これが一番大事です。
    ●「伝える」「役立つ」を最初に意識しよう
    文章は、シンプルなほど読まれやすい。
    情報を盛り込みすぎず、「整理」が大事。読者にとって何が必要で、何が役に立つのかを意識しましょう。「足し算」よりも「引き算」のイメージで。

    ◆Tips①― 主語と述語を明確に
    主語と述語がズレているケースは多数。主語・述語を整理するだけで、すんなり頭に入ってくるようになります。

    ◆Tips②― 一文は、短くする
    一文が長くなりすぎると、それだけで伝わりづらくなります。思い切って、一文40~50字で終わらせるイメージで訓練してみましょう。文章が長くなるなら、真ん中に「。」を置きましょう。

    ◆Tips③― 忘れてはいけない5W1H
    「伝える」記事に必要なのが5W1H。誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように。

    ◆Tips④― 形容詞と副詞は減らす・・・感情が入ってくると増えやすい!
    原稿を書いていると、つい増えるのが形容詞と副詞。執筆段階では推進力になることは間違いありません。けれど、多用しすぎると読みづらくなってしまいます。一度書いた原稿を読み返して、形容詞と副詞が多すぎるようなら減らしてみましょう。特に「伝える」「役立つ」の場合はすっきりします。

    ◆Tips⑤― 接続詞も減らす
    形容詞と副詞と同じように増えるのが接続詞。「だが」「しかし」「さらに」「それも」などが多用されると、読みづらくなってしまいます。こちらも多いなら減らしましょう。

    ◆Tips⑥― スケルトン(骨組み)をつくる
    いきなり書き始めるのではなく、まずは箇条書きでもいいのでどのような文章の構成になるか書き出してみる。設計図。とても大事!手書きでもパソコンでもOK。
    原稿を書いている途中で迷子にならないので便利。

    ◆Tips⑦― 読者の立場で読み返す
    原稿を書き上げたら、必ず読み返しましょう。この時のポイントが「書き手」の立場で読むのではなく、一旦頭を空っぽにして、「読者」の立場で読んでみること。書き上げた直後ではなく、一日置いて読んでみてもよい。ご家族に読んでもらっても。

    ◆Tips⑧― プロのワザを盗もう
    第一線のプロフェッショナルがどのように仕事をしているのか。初心者にとっても役立つ情報が盛りだくさんです。
    【参考書籍】
    「聞く技術」―宮本恵理子著(日野さんも編集を担当)
    「取材・執筆・推敲 書く人の教科書―古賀史健著

    ◆Tips⑨― 意識するのは変化とギャップ
    何を書いたらいいのか分からない。そんなときは「変化」と「ギャップ」を気にしてみましょう。変化が起こったときに、ニュースや伝えるべきことが出てきます。「変化」や「ギャップ」があると人は興味を示します。

    ◆Tips⑩― 書き手の感動が原動力になる
    変化やギャップ、驚きやおもしろい発見を見つけたときの「感動」を大切にしてください。原稿とは正直なもので、「伝える」「役立つ」という機能重視の文章であっても、書き手の温度感はなぜか伝達してきます。いつも豊かな感受性を育むようにしてください。

    ◆Tips⑪― 締め切りを守ろう
    原稿は手を掛けるほどよくなります。だからといって、締め切りを超えるのはNG。記事が出るまでにはさまざまなプロが関わっています。原稿が上がってこないと進められません。クオリティよりも締め切りを守ることが重要です。

    ◆Tips⑫― 企画が立てられると仕事が増えていく
    編集者に企画を提案できるライターさんは仕事がどんどん増えていきます。
    原稿を書き、掲載する先のニーズを見ながら企画を提案できると尚よいです。

    ◆Tips⑬― 「書く」ことは幸せの量をふやすこと
    書いて伝えることとは、幸せの量を増やすことでもあります。取材された人、それを手に取る読者、掲載する媒体、それによって変革する社会や企業・・・。
    あなたにとって「書く」とは何かということを、考えてみると、きっとよりやりがいをもって書けるようになるはずです。

     

    【質問タイム】
    Q.書くときに感情が入ってしまうことがあるが、それは習うより慣れるもの?
    A.感情は大事にしてください。心を揺さぶられた部分が原稿に反映されるとおもしろい読み物になります。ただ、ひとりよがりにならないように。自分の目線で書きながら、読者の立場にもなるなど、いったりきたりしながら書きましょう。まったく知らない人にどういう順序でどういうふうに伝えたらいいかを考えてみてください。

    Q.読みにくい文章と読みやすい文章があります。その違いは?
    A.「読みにくい文章」とは一文が長かったり、主語と述語がバラバラだったり、読み手側があれ?と考えてしまうものです。なるべく読み手に考えさせないで、すっと入ってくる文章がよいです。※後半で基本やテクニックをお伝えします

    Q.営業の仕事をしている。コロナ禍で状況は厳しいが消費者には自分の書いたものを読んで前向きになってほしい。発信する際の味付けみたいなヒントがあれば教えてほしい。
    A.情報発信の仕方がポイント。ただ、無理やり揺さぶるところまでもっていくより、そのものの魅力を「伝える」ことが大事です。コンテンツとして素晴らしいものをもっているなら、それをどう伝えるかです。人間は実利的な生き物なので、揺さぶる前に「役立つ」情報を提供しましょう。

    Q. noteやSNSなどで発信する際、テーマを絞ったほうがよい?
    A. 自分の気になったことでよいので、テーマは幅広くてOK。いろいろなテーマで書いていると、どういったものへの反応がよいかがわかってきます。トライ&エラーで、テーマでバズったバズらないがわかってきます。

    Q. スケルトンを作る際のテンプレートや雛形みたいなものはありますか?
    A. メモ帳に箇条書きでOKです。

    Q. 日野さんが文章を書くときに最後まで読ませるために工夫していることがありますか?
    A. 前振り(冒頭)を長くしすぎない。役立つことや、ギャップ、驚きを盛り込むこと。最後まで読み切る人は買った人の中で半分もいません。だからこそ編集者は1章、2章に力をかけています。本題に早く入っていきましょう。
    書いた文章はすぐに仕事にすることをおすすめします。プロがリライトしてくれます。

    Q. 読み手によって書き方は変えますか?ファンづくりのコツなどありますか?
    A. 書き方は変えていっていいと思います。特にスタイルにこだわりがなければ試行錯誤しながらやってみましょう。
    ファンづくりについては、SNSをうまく使い、読んで知ってもらう努力をするとよいでしょう。おのずとファンはついてきます。まずは出会いを増やしていくことが大事です。

    Q.プロフィールには何を書いたらよいですか?
    A.なるべくご自身のキャラクターがわかる経歴、書いてきた記事の内容などがわかるとよいです。例えば、移住者としての記事を書いてみるなど。
    プロフィールから始まるきっかけづくりをしましょう。しっかり書いてあるとお願いするほうも安心します。

    【参加者からの感想】
    ・今自分に必要なことはSNSの活用だということに気づけました。実際に行動したいと思います!
    ・ライターの仕事は難しいものだと思っていましたが、壁が低いことに驚きました。家でできるお仕事として、考えてみます。自分の視点より、読み手の視点。これからの発信を意識していきます。
    ・ライターの仕事を広げていきたいと思ったときに、どうすればいいのかと悩んでいたので、やれることはあることがわかってよかったです。また、最近うまく書こうと思いがちだったのが、基本の感覚に戻れた気がします。
    ・「書くことに個性はいらない、まずは伝えること」というお話に、気負うことなくハードルを下げてかくことができそうだと思いました。
    ・情報発信の仕方が勉強になりました。スケルトンを参考に文章を作ってみようと思います。

  • わくキャリセミナー2021 第3回【『起業の第一歩!事業の軸を決める「ビジネスプラン」を書いてみよう①』】レポート

    2021.11.11

    2021年10月20日(水)、長泉町の女性のための創業サポート全5回の「わくキャリセミナー」第3回目がオンラインで開催されました。

    第3回目は「起業の第一歩!事業の軸を決める「ビジネスプラン」を書いてみよう①」というテーマで、広報企画制作・促進支援・デザインを手掛ける有限会社サンディオス代表の津賀由布子さんにお話を伺いました。

    【津賀さんプロフィール】
    静岡県で有名な「のっぽパン」の開発から独立した広告企画デザイン会社を9年前にお父様から引き継がれ、マーケティングを取り入れた「お客様を動かす広告づくり」に日々取り組まれています。多様な人たちがそれぞれの力を発揮しあえるコミュニティーづくりを目指し、2020年に会社を移転、教育など新規事業展開も実現。
    私生活では、3っ子男児のママ。社長になって2ヶ月後に妊娠が発覚し、1年半の育児休業を取得されました。趣味は食べ歩きと旅行。「食べるための旅行」で仕入れた情報は、仕事にも活かしているそうです。

    ◇アイスブレイクで季節の話題とこの講座の受講理由を語り合いました。

    「行楽の秋シーズン到来!この秋・冬で出かけたい場所は?」
    ・子どもと紅葉などの自然に触れたいので、樹空の森・桃沢野外活動センター・クレマチスの丘など
    ・宿に泊まって何もしない時間を楽しみたい
    ・紅葉狩り
    ・桃沢工芸村で燻製づくりやプログラムに参加してみたい
    ・御殿場や伊豆長岡など近隣の温泉にひとりで行きたい

    この講座を受講する理由
    ・今までの経験を活かし、人生最後の仕事として起業をしたいと思ったので
    ・大きな視野で作戦を練るのが苦手なので、この講座で何か習得したい
    ・組織で働いていたが、もっと自分らしく働きたいと地元に戻ってきた。アドバイスをいただけたら
    ・具体的にやりたいことは決まっていませんが、在宅でできることを模索中。何か見つけるきっかけになれば
    ・子どもにかける時間を確保したいので、働き方を見直そうと思ったので

    ■やりたいことをビジネスにするのに大切なこと
    ❶誰かの役に立つ、誰かを喜ばせるために仕事をする
    仕事はサービスに対して対価をもらいます。

    ❷人生の企画として捉える
    人生の中の大きな時間を仕事に費やします。どれだけその仕事に満足していますか。

    ❸欲しい利益から考える
    得た利益で自分や家族の暮らしを豊かにすることは、決して悪いことではありません。利益がないと、次の事業に発展することもできません。自分の利益を後回しにせず、長く続けていけると思える価格設定を、最初の段階から考えておきます。

    ■津賀さんが情熱を傾けられるもの「起動力」
    「様々な人が居心地よくそこに集い、それぞれの力を発揮できる場所を作れたら最高。その様子をにこにこと見守る人生の終盤を迎えられたら幸せ」

    「自分が寝食を忘れて傾けられるもの」を書き出した先に見つけた言葉。これからの10年間で、情熱を傾けられるものを仕事に取り入れて、経営で叶えてしまおうと思っています。

    ■ビジネスプランをたてる
    広めに考え始め、具体的なことをだんだん狭めて考えます。
    ❶自分の強み、内外の環境を分析する
    ❷誰に向けてどんなメリットのある仕事なのか考える(重要)
    ❸いつまでにどうなっていたいのか考える
    ❹具体的に
    「どこで」「誰に」「いくらで」「どんなサービスを」どのように展開するのか決める

    ■事例紹介
    津賀さんのサポートした女性起業家を事例に「SWOT分析」「マーケティング4P」「ロードマップ」について説明していただきました。
    ・SWOT分析とは
    強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の頭文字から名付けられた経営戦略策定方法の一つ。
    現状を4つのカテゴリーに分けて整理することで、モチベーションアップや問題解決につながります。

    ・マーケティング4Pとは
    Product(製品・サービス)、Price(価格)、Promotion(販促)、Place(販路)の4つからなるターゲットに働きかける具体的な方法を考えるためのツール。

    ■ニューノーマルな時代の経営(寺田説明)
    コロナ禍になり、皆さんの暮らしでも変化があったかと思います。
    「Beforeコロナ・Withコロナ・Afterコロナ」は、世界にも大きな変化をもたらしました。しかし、いろいろな分野において用心しながらも少しずつ前へ動き出しています。では、私たちのライフスタイルはどのように変化するのでしょうか。

    「おうち時間」を充実させるために、コロナ禍でもニーズが高まっている「サブスク」。起業におけるコロナ禍のSNS活用は「広告から広報へ」。自社によるSNSの積極運用が加速しています。

    ■2021年 5大SNS動向
    TikTok…Z世代や若者が利用。新しいブームが起こりやすい。
    ・LINE…圧倒的なユーザー数。「情報伝達力」が高い。
    ・YouTube…投稿ジャンルが幅広い。「世界第2の検索サイト」と言われている。
    ・Twitter…即時性がある。「今」を配信しやすい。
    ・Instagram…#「タグる」と、情報にたどり着きやすく、地方で光って活動している人をみつけやすい。実験の場としても活用できる。
    そのほか、音声メディアや自分のメディアを作ることができる「note(ノート)」など、新たなSNSにも注目が集まってきています。

    ■ニューノーマル時代の経営 三原則
    ❶オンラインも取り入れて臨機応変に対応できる体制を。
    ❷身近な人を幸せにできる仕事でありたい。
    ❸予想がつかない時代には、精神的にも安定することができる収支計画を。

    コロナ禍でも、挑戦を止めない企業が地元にもたくさんあります。「コロナのせい」ではなく、「コロナのおかげ」で、と言える人こそ、危機をタフに乗り越えることができます。

    以上をまとめると、ビジネスプランの第2段階が見えてきます。

    ❶自分と、自分を取り巻く環境を知って
    ❷ターゲットとコンセプトを整合させて
    ❸時間軸で未来に目標を立てて
    ❹事業の骨組みと利益の出るしくみを企画する

    そして、常に心に抱いておくべきなのは、
    「何のために事業を起こすのか、誰のためにどんな役に立つのか」ということ。

    「想いがあって、誰かの役に立ってこそ、自分の仕事を好きになる、長く続けたいと思えるんです」と津賀さん。

    ◇次回は、個々にまとめたものをもとに、ビジネスプランを発表していただきます。
    1. 今想像できる事業成功のイメージ・夢
    2. なぜその夢を描くのか
    3. そのために、明日から○○していきます

    「自分の頭の中のイメージや想い」を、消えてしまわないようにビジネスプランに落とし込んで、現実・リアル路線にしてみてください。わくキャリでは数値を具体的に示すのではなく、皆さんの「ワクワクした想いや未来志向」を大事にしたいと思っています。

    最後に皆さんと一緒に記念写真を撮りました!

    ◇受講生の方からの感想の一部をご紹介します。
    ・起業に向けて具体的に考えるヒントがもらえました。
    ・自分のやりたいと思うことがどのようにしたら形にしていけるか相談したいです。
    ・挫折しそうになった時の対処法を知りたいです。
    ・活字にすると自分の行動が見えて良いと思いました。

  • オンラインセミナー「女性のための創業セミナー&プチ相談会」参加申込受付中です

    2021.11.10

    2021年12月6日(月)、参加無料オンラインセミナー「女性のための創業セミナー&プチ相談会 ~女性の働き方を考える”起業”という選択肢~」を開催します。
    事前予約制のお申し込みを受け付け中です。

    起業をお考えの女性は、この機会にぜひご参加ください。

    【第1部】オンラインセミナー〈 定員50名 〉

    ●弊社代表の寺田 望による基調講演(50分)
    「起業の秘訣」についてお話しします。

    日本政策金融公庫の活用方法(15分)

    先輩起業家×寺田によるパネルトーク(40分)
    先輩起業家(井草喜代美さん、栗田舞子さん、野田康代さん)を招き、苦労話やこれから起業される方へのエールをお話しします。

    【第2部】オンライン個別相談〈 先着3名 〉
    3名限定で、申込者と寺田、公庫職員の3者で個別相談を実施します。

    ①15:10~15:40
    ②15:50~16:20
    ③16:30~17:00

    ◆参加無料

    ◆お申し込みはこちらから(12月4日締め切り)
    https://krs.bz/jfc_seminar/m/shizuoka_soudanweek10

    ◆お問い合わせ
    日本政策金融公庫 名古屋創業支援センター
    052-561-6305(受付時間:平日9:00~17:00)

    *参加方法
    お申し込みいただいた方には、開催日が近づきましたら視聴方法をメールにてご案内いたします。

    *留意点
    セミナー参加時に設定する表示名が、画面上で公開されます。
    視聴環境によってご覧いただけない場合もあります。
    視聴にかかる通信費等は参加者の負担となります。

  • 沼津のシェアオフィス「Numazu Design Center」の大木真実さんを訪ねました

    2021.11.09

    2021年10月某日、沼津市の新仲見世商店街にあるグラフィックデザイナーのためのシェアオフィス「Numazu Design Center」大木 真実さんを訪ねました。

    ご縁をおつなぎくださったWEBデザイナー・動画クリエーターの栗田舞子さんもご一緒でした。

    沼津西高校さんの校外学習受け入れのお礼をお伝えしたあと、大木さんに施設内のご紹介や事業のご案内をしていただきました。

     
     

    大きなガラス面を通して入り込む、やわらかな光が心地よい空間。

    お話しをしていると安らぎを覚える大木さんのお人柄に、すっかり魅了された私たち。
    沼津でクリエイティブを育む場を持つ方の器の大きさを実感しました。

    帰り際に「3kiデザイン室」のアートディレクター 矢田美紀さんともご挨拶させていただきました。

    矢田さんはご自宅の酒屋さんで私設天文台「月夜のうさぎ天文台」を運営しているそうです。
    ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。(リンクはページ下部にあります)

    気持ちのよい秋の空が広がっていた、元アーケードの商店街。
    Numazu Design Centerさんは写真左の建物の2階にあります。
    (手前が沼津駅南口方面、奥が沼津港方面です)

    ◆Numazu Design Center
    https://www.ndc.design/

    ◆大木 真美さん 公式サイト「daitai GRaPHiC」
    https://www.daitai-graphic.com/

    ◆大木さんが主宰する、小さな空間で映画を上映する移動式ミニシアター「スキマcinema」
    https://www.sukima-cinema.com/

    ◆月夜のうさぎ天文台
    https://www.facebook.com/moonrabbitobservatory/

  • クックパッド小竹さんによるオンライン料理教室でカレーとサラダをつくりました

    2021.11.08

    2021年10月24日、天気のよい日曜日の昼下がりに、クックパッドの小竹貴子さんのご指導のもとオンライン料理教室を開催しました。

    メニューは、メディアプラットフォームnoteでのレシピ掲載がきっかけで出版された小竹さんの最新著書「料理手順がスラスラわかる 図解レシピ」から「ドライカレーきゅうりサラダ」の2品でした。

    東京や千葉、静岡に藤枝など、各地から学校の先生や経営者に個人事業主、企業にお勤めの方など15人の方参加してくださいました。
    小学生のお子さんと一緒に参加した方も何人かいらっしゃり、画面は終始賑やかでした。

    小竹さんに手元の様子を見せていただきながら、調理は進みます。

     

    調理の合間に、カレーに足すおすすめのスパイスを紹介してくださった小竹さん。

    きゅうりサラダに和えるのはディルではなく青じそでもOK、大人向けの味付けにしたければ唐辛子を足すとよい、などレシピのアレンジ方法についてもお話しいただきました。

    寺田は娘さんと一緒に。(パートナーの方が裏方兼撮影者です)

    最後はできたばかりのカレーとサラダを手に記念写真。
    どのお料理もとてもおいしそうでした!

    寺田家(ほぼ娘さん)作、カレーとサラダです。ディルがふんだんに使われていて瑞々しいです。

    ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
    今回はご都合がつかなかった方は、また次の機会にぜひご一緒しましょう。

    チャート通りにつくってできあがったときの達成感を、ぜひ味わってみてください。
    ●Amazon「料理手順がスラスラわかる 図解レシピ」
    https://amzn.to/2Yxd5sC