新着情報

  • 富士このみスタイル2020第4回【1.19/お話し会その2『富士市での子育てトーク』レポート】

    2021.01.29

    2021年1月19日(火)、お話し会その2「富士市での子育てトーク」をオンラインで開催しました。
    ファシリテーターにNPO法人 母力向上委員会代表の 塩川祐子さん
    ゲストスピーカーには妊娠・子育てネットワーク富士代表の 村瀬京子さん
    をお迎えし、富士市の子育ての現状などについてお話を伺いました。
    参加者は、県外からの移住者を含む富士市在住の女性4名でした。

    「まずはウォーミングアップをしましょう。
    マスク越しでも表情は伝わるので、笑顔でいきましょう!」

    塩川さんの声掛けで伸びをしたり、目を大きく開け口角を上げたりして体も心もほぐし、
    みなさんが笑顔になったところでお話し会がスタートしました。
    自己紹介では名前と子どものこと、地元や過去に住んだことのある街のこと、ふるさと自慢などを
    伝え合いました。
    九州や東北地方、お隣の愛知県、県内西部だったり、富士への転入前には関東圏に住んでいたりと
    様々な土地の名前が出てきました。
    そんな中、共通点を見つけたり、各地の名産品などを聞いたりすることができました。

    【塩川さんの転入リアルストーリー】
    塩川さんが代表を務める母力向上委員会のビジョンは
    「すべての人が生まれてきてよかったと思える社会へ」
    ミッションはご自身の経験を踏まえ、ゆらぎのでやすい妊娠・出産・子育てにおいて、
    需要・選択・創造ができるようにすることとしています。

    塩川さんの結婚・転入後のライフヒストリーを見ながら、出産やお子さんたちの成長という節目で
    どう行動してきたかをお聞きしました。

    「2001年に結婚・出産・転入を経験しました。当時ワクワクしながら越してきたのですが、
    すごく孤独に陥り、育児ノイローゼ気味に。
    この町は暮らしにくいとまで思いましたが何とか状況を変えようと、
    フルタイムのパートのお仕事をはじめました。そこで職場の人との人間関係ができて世界が広がり、
    さらに仕事柄、市内各地を訪問することになり、町の中を知っていきました」

    「次女出産後も仕事を継続しました。職場があると人とつながれると思ったからです。
    長女が幼稚園に入ると、今度は幼稚園関係のつながりができてきました。
    その後も働くことに好奇心がわいて、仕事の幅を広げたことにより、
    さらに視野が広がっていきました」

    「三女を生んで、次女が小学校に上がったころ、自分のスキルを取り戻し、収入を得たいと思い、
    クリニックに勤めることにしました。
    さらに、三女を産んだ助産院で週に2時間程度働くことにしました」

    ライフヒストリーの曲線を見ると、出産のたびマイナスに振れていますが、
    そこから動き出すことでモチベーションを上げてきました。
    助産院での仕事は私のライフワークであり、これからも続けていきたいと思っています。
    もう一つ、2008年に立ち上げた母力向上委員会ですが、これまでいろんなチャレンジをしてきて
    自分のスキルが上がってきた、ここで居場所を得たと思っています。
    母力向上委員会は自分自身のために作ったのではないかと思うほど大きな存在になっています」

    「移住してきた2001年から知り合いの数はどんどん増えました。サークルに入ったり、
    三女の出産後にはファミリーサポートに頼ったりする中で、様々な人たちとの関係から
    刺激と学びを得てきました。
    今、転入して19年。最初は自分を閉ざしていた時期がありましたが、
    一歩を踏み出したことで地元よりこちらでの生活を楽しく感じています!

    生き生きした表情でお話しいただいた塩川さん。今の生活に安心感とワクワク感を感じているのが
    とても伝わってきました。

    【ワーク1/富士ライフヒストリーを描いてみよう】
    ★ポイント
    ◎富士での暮らしを振り返り
    ◎HAPPYラインで表現する
    ◎ポイントにエピソードを書き込む
    ◎GOODポイントに印をつける
    2グループに分かれてまずはグループ内で、その後全体でシェアしながら
    それぞれのヒストリーや当時感じたことを話しました。

    <参加者のヒストリー・感じたこと>
    ・転居で急に友達も知り合いもゼロ、妊娠中で体もうまく動かなかったのでつらかった。
    ただ、新しい土地に来たというワクワク感やいろいろ知りたいという思いもあった。
    ・転入後、夫が心配していろいろ場所を調べてくれて、新しい居場所探しに行っていたので
    少しずつHAPPYラインが上がっていった。しかしその後里帰り出産で子どもが自宅に慣れず
    体調を崩したこともあって少しラインが下がった。
    ・コロナの影響で自粛になりママ友を作るのが難しかったが、自粛が明けてからはどんどん
    ママ友ができてラインが上がっていった。
    ・人との関わりがなくなるとHAPPYラインが下がり、つながりができると上がり、出産で下がる
    のがわかった。家を建てて少し上がってきた。
    ・富士市に転入してきたときに夫が専業主婦を希望していたので、人とのかかわりもなくラインが
    下がっていた。
    ・息子の入園を機にママ友ができ、娘の入園時には仕事を立ち上げ生活が楽しくなってきたので
    上がり調子になっている。
    ・人との関わりが少なくなると下がるんだなと思った。
    ・自分には孤独耐性があるとわかった。でもいろいろ忙しくなるとつらいとわかった。
    ・一度落ちた経験があると強くなれると思った。できないことに目を奪われるのではなく、
    可能性の広がりに目を向けられるといいなと感じた。
    ・それぞれにいろいろな経験があると知った。この場で皆さんとご縁があってよかったなと
    改めて感じた。
    ・共通して、出産で下がる、人との関わりがあると上がる、自分の役割があると上がるというのが
    わかった。

    みなさんの感想を受け、塩川さんから
    「人の関わりがあるとHAPPYラインが上がるということからご紹介したい方がいます。
    『富士のママ達のおかあさん』と呼んでいる、妊娠・子育てネットふじの代表である村瀬さんです。
    社会福祉士や保育士、精神保健福祉士という資格をもちながら『ファミリーケアサポート ともにぃ』
    という個人の活動をされています」
    と村瀬さんを紹介していただきました。

    【妊娠・子育てネットふじ について】
    「『妊娠・子育てネットふじ』は、子育て支援をしている専門職の団体です。社会福祉士、保健師、
    助産師、理学療法士、保育士、幼稚園教諭がメンバーで富士での子育てを盛り上げようと活動して
    います。妊娠・子育て中に同じ立場で話せる相手がいないお母さんたちが情報共有する場を
    つくりたいと富士市に話したら、官民協働事業として採択されて3年前から始めています。
    この官民協働事業としては今年度が最後になりますが、その後も規模を縮小して継続して
    やっていく予定です」

    「今年度が最終年度ということで、妊娠・子育て中にサポートしてくれる団体が一目瞭然となる
    冊子を作っています。いろいろな活動をしている62団体にネットワークに入ってもらっています。
    先ほどまで『気持ちが落ちているときには、こういった支える仲間がいるよ』という思いで
    お話を聞いていました」
    と作成中の冊子を見せながらお話くださいました。

    【塩川さんから村瀬さんへ Q&Aタイム】
    Q. 村瀬さんから見て、富士の女性たちはどんな傾向がありますか?
    A. 新富士駅があるためか、転勤などで移住してきて実家が遠く支援者が居ないという方が多い
    ですね。アンテナを高くしていろんな講座を受ける方と、そうでない方に二極化しているなと
    感じています。
    Q. お勧めの団体はありますか?
    A. 100人いれば100通りの思いがあって、ここがいいとはなかなか言えません。自分に合う場所
    を見つけていただきたいです。母力向上委員会さんとの出会いはラッキーだったと思います。

    Q. 思春期の子育て相談はできますか?
    A. 私にまず聞かせてもらえれば、いろいろなところへつなげられると思います。

    Q. 冊子はどこで手に入りますか?
    A. 富士市役所のこども未来課、子育ての関係企画課、フィランセの保健課、子育て支援センター、
    まちづくりセンター、図書館などに配架する予定です。妊娠・子育てネットふじの
    ホームページからも各団体の情報を見られますので、ぜひご覧ください。

    最後に村瀬さんからメッセージをいただきました。
    「今、遠くから移住してきたシングルの女性の支援をしていますが、出会わなかったらこの人、
    大丈夫だったかな?と思います。ぜひ困ったら公のサポートに手を出してください。
    転入時にもらったパンフレットを見たり、子育て支援センターなどに行ってみたりするのも
    いいと思います

    塩川さんからはこんなコメントも。
    今後、子どものことだけでなく自分の健康や育児と介護のバランスなど、いろいろ悩みは
    変わっていくと思います。村瀬さんは幅広い支援をされていらっしゃるので、
    お困りの時は『富士には村瀬さんがいた!』と思い出してほしいです

    【ワーク2/私のサポーターマッピング】
    富士での暮らしをより楽しんでいくために、これまでどんな人に助けられてきたかを表にする
    ワークに取り組みました。縦軸に親近感、横軸に専門性を引いて、それぞれに書き込みました。

    書いた表を見せ合いながら、
    ◎富士での私のサポーター
    ◎今後出会ってみたい人・場所・サービスなど
    ◎子育てしながらやってみたいこと
    をグループでお話ししました。

    <みなさんが感じたこと>
    ・富士このみスタイルのイベントには皆勤賞くらい参加していて、本当に親近感がわいている。
    ・ファミサポは頼りたい反面ハードルを高く感じている。関係性を築ければ強力なサポーターに
    なると思う。
    ・なんだかんだで夫を頼りにしている。
    ・ご近所さんを頼りにしておくのも何かのときに助かると思う。
    ・地元の友人や妹と話をしたりする。
    ・子どもに助けられることがある。
    ・インターネットの情報に頼ることもある。

    「富士には『ふじ応援部』というお母さんたちが情報を発信するチームがあります。
    工務店、空間工房ロハスさんが運営するフリースペース『モクリエギャラリー』さんも
    多彩な発信をしています。ゆったり落ち着けるカフェなどもいいと思います。
    自分を癒し、心地よくしてくれるサポーターをバージョンアップしていってほしいと思います
    と塩川さん。

     

    最後に、塩川さんからメッセージをいただきました。
    どこに行っても『自分の暮らしを自分で考え選択し、創造することができる』
    これがすごく大事だと思います。
    そのときに、受援力を高めましょう。そして、自分の経験をシェアしていくことで、
    いつかは自分も頼られる存在になることができます。
    声に出して、動いてみる。私たちらしく、富士このみスタイルを創っていきましょう!

    最後に皆さん富士山ポーズに笑顔で写真撮影をしました。


    塩川さん、村瀬さん、ありがとうございました!
    みんなで心通わせる、ハートフルな時間を過ごしました。

    【感想】
    ・村瀬さんがご紹介されていた冊子の内容に自分自身が頼ってきたものがすべて載っていました。
    今後、転入される方に「はぐくむFUJI」の冊子の上にその冊子を乗せて配ってほしいと思います。
    ぼんやり悩んでいる方にも読んでいただきたいです。
    塩川さんがおっしゃっていように、自分の暮らしを自分で創っていきたいと、
    さらに前向きな気持ちになりました。
    ・HAPPYラインの上の部分をもっと上げられるように、人との関わりや仕事をしたりしていきたい
    と思います。また、2つ目のワークの右上の部分(親近感、専門性共に高い関わり)を
    もう少し増やしていけたらと思います。
    ・自分を支えてくれているサポーターに思い至ることができたのがとてもよかったです。
    子育て支援センターやサポートがより身近に感じられるように、冊子を目につくところに
    たくさん置いていただきたいと思いました。
    ・少人数でしたが、その分発言することも多く、スタッフの方のことも知ることができて
    よかったです。村瀬さんのことは全く知らなかったので、今回大きな収穫です。

    ◆妊娠子育てネットワーク交流会 公式サイト
    https://peraichi.com/landing_pages/view/fujinetwork/
    ◆ファミリーケアサポート ともにぃ
    https://peraichi.com/landing_pages/view/tomony/

  • 富士このみスタイルワークシェア&スキルアップセミナー2020第4回【1.14/『富士市ではじめよう!ワークシェアの疑問・不安解消トーク』レポート】

    2021.01.28

    今年度最終回となる2021 年 1 月 14 日(木)に開催されたセミナーでは、
    ワークシェアについての理解を深めました。

    ワークシェアを活用されたご経験のある3名の方をパネリストとしてお迎えしました。
    手作り工房 Poco a Poco 土屋 佳奈子さん
    井上玩具煙火株式会社 井上 慶彦 室長
    イラストレーター コイズミ チアキさん

    ファシリテーターは株式会社ビズホープ代表 寺田 望が務め、
    昨年12月から富士このみスタイルの「お試しワークシェア」を実践している
    セミナー運営チーム3名が運営サポートに加わりました。

    【前半】各地で実践されているワークシェアの現状・種類
    【後半】パネリストのワークシェア体験談

    ・‥‥……‥‥・‥‥……‥‥・・‥‥

    冒頭、富士市役所の山田さんから富士市移住促進の取り組みと「富士このみスタイル」の
    紹介がありました。
    「富士市ではワークシェアという働き方を提案することで、移住や子育てにより仕事を離れた方たちの
    『短時間でもいいので働きたい』『子供と一緒に仕事ができる場所がほしい』
    『キャリアを活かしたい』という希望をかなえたいと考えています。
    4回のセミナーを通してワークシェアのことを身近に感じていただいたり、スキルアップにつながる
    ヒントを得られたりするよう進めています。
    現在、富士市ではワークシェアの仕組みを体験いただけるようお試し企画を実施しています」

    本題に入る前に、3グループに分かれて自己紹介を兼ねて「今年やりたいこと・やめたいこと」
    についてお話しをしました。
    子育て中の方同士では「今年は夜の時間を上手に使えるようになりたい」
    「子どもと一緒に部屋を綺麗に保つ」など子どもとの生活や、ほかには
    「ジャンクフードの摂取量を適度にしたい」「目の前の仕事を丁寧に取り組んでいきたい」など
    ライフスタイルの目標やお仕事、趣味と幅広いテーマで盛り上がりました。

    ・‥‥……‥‥・‥‥……‥‥・・‥‥

    【前半】各地で実践されているワークシェアの現状・種類

    〖ファシリテーター寺田 望の紹介〗
    平成17年、沼津市役所水産海浜課へ入庁。ダイレクトに水産会社のお手伝いをしたい思いから、
    平成21年、民間コンサルティング会社へ転職し広報を担当。
    平成24年に同社を退職後「社員を広報に育ててほしい」との水産会社の方からの依頼がきっかけで、
    第一子妊娠中に平成25年、ビズホープを設立。
    妊娠・出産などで、自分の時間が限られている女性達の活躍の場があればという願いから、
    平成26年、三島市に女性起業家のためのサポートオフィス『コトリスラボ』を開設。
    (当時初の子連れOKの仕事場)
    第二子妊娠中、法人化。
    「女性は病気、妊娠、出産などライフプランやキャリアが一定しません。
    その分、自由に身の振り方を替えられるのが特徴です」(寺田)

    <「ワークシェア」ってなに?>
    ワークシェアとは「スキルや特性をもった仲間と仕事をシェアして働くこと」で、
    2つの型があります。

    ① タスク型・・・ディレクターが振り分けた業務を行う
    ・チラシ・パンフレット作成
    ・ライティング
    ・パッケージなどの軽作業
    ・データ入力・処理
    ・託児業務
    ・家事代行など

    ② プロジェクト型・・・ディレクターやメンバーとチームを組んで長期的に業務に携わる
    ・商品企画
    ・販路開拓
    ・マーケティング
    ・イベントの企画運営など

    「プロジェクト型は長期的で責任が大きい仕事のため、タスク型から始めて経験を積み、移行する方が
    多いようです」(寺田)

    <スキルシェアサービスについて>
    現在急速な勢いで市場が拡大しているのが、個人のスキルを販売する「スキルシェアサービス」。
    イラストや占いなどライトなものから、専門の経験や知識を活かした時間単位のアドバイスをする
    「スポットコンサル」など、高度な専門知識を必要とするサービスがあります。

    <スキルシェアの仕事の流れ>
    仕事の応募→コンペ→仮払い→納品→報酬の受取→評価→取引完了
    ※プロジェクト型の場合、依頼形式によって受注・発注の流れは異なる
    インターネットを介して、直接会うことなく取引が成立する仕事が増えています。

    <事例紹介>
    1.Asubi planning(アスビプランニング)
    2017年発足した島田市のクラウドソーシング
    「明日備(あそび:あそびの心を忘れずに明日の行動を大切にする)」というのが名前の由来。
    仕事を頼みたい人と働きたい人を地元企業へ繋げる。
    ブログに載せるような写真撮影、ライティングの仕事が多い

    2.藤枝くらシェア
    2018年発足した藤枝市のクラウドソーシング
    「暮らし+シェア=くらシェア」
    ピンポイントで仕事を頼みたい企業・店舗と藤枝市民をマッチングするWEBサービス。
    ディレクターが発注者にヒアリングを実施し、市民ランサー(ワーカー)が仕事を受注。
    アンケート集計などのタスク型が多い。

    <クラウドワークの利用時の注意点>
    「ワークシェアをやってみたい!」と興味を持った方にお伝えしたい注意点です。
    気持ちよく仕事をするために、クラウドワークの利用前に確認しましょう。
    ・あいまいな動機で応募しない
    ・練習と本番の仕事を分けて考える
    ・簡単な仕事=ラクな仕事ではない
    ・労力に見合わない仕事には応募しない
    ・報酬金額に目を奪われないように
    ・発注者から何かを購入する仕事はしない(商品の購入が目的の場合もある)
    ・やらせ投稿やSNSの「いいね!」を求める仕事は注意
    ・女性限定の仕事は慎重に(個人情報の収集が目的の場合もある)
    ・著作権侵害・盗作は厳禁
    ・不正入手のソフトでの作業は信用を失う など

    今後富士市が本格的に実施するワークシェアでは、安心・安全で顔を会わせて信頼関係が築けるよう
    丁寧に進めていきます。

    ・‥‥……‥‥・‥‥……‥‥・・‥‥

    【後半】パネリストのワークシェア体験談

    1.土屋 佳奈子さん
    三島市のジャム・ピクルス専門の手作り工房 Poco a Pocoで、経営全般・営業・販売・広報・経理・
    製造を担当。
    都内の不動産情報会社で勤務後、2007年に地元へ帰郷。
    医療と福祉をつなげる社会福祉士として活躍したのち、第一子妊娠中に洋菓子の講師だったお母様が
    「手作り工房 Poco a Poco」を創業したのを機に現在に至ります。
    「当店のスタッフは全員女性で、業務は子育て中のスタッフが無理のない時間帯に行っています。
    ホテルや観光施設へ卸したり、商業施設でイベントを行ったりしています」

    メディアで多く取り上げられてきたマニュキアのようなオシャレな容器のジャムを画面上で見せて
    いただきました。
    昨年3月に販売したピクルスは「2019年さんしん夢企業大賞 優秀賞」を見事に受賞しています。
    「コロナ禍で販路が変わってきました。商品の主軸を変えるなど、トライアルしながら時代に合った
    ニーズをしっかり捉えていきたい。お店に買いに行けない方でも、三島を知っていただくツールに
    なってもらえたらと思います」

    土屋さんのワークシェア体験談です。
    「バレンタイン限定商品のPRプロジェクトをお願いしました。ひとりではできなかったけれど、
    寺田さんに背中を押してもらいました。応募を勧めていただいたさんしん夢企業大賞では、
    プレゼンテーションを初めて経験しました。
    目標に向かって、いろいろなプロの方がアドバイスしてくれたり、視点を練ってくれたりしたことは
    刺激になったし、新たな視点を発見できてよかったです」

    2.井上 慶彦 室長
    創業94年になる島田市の手持ち花火専門製造会社の四代目の井上室長。
    井上さんの花火はその品質の高さから、国内外で高い評価を得ています。
    おなじみのバースデーケーキの花火は、井上花火さんのオリジナル製品です。
    火薬を取り扱う花火は男性の職人をイメージされることが多いそうですが、
    手先が器用で商品の細部まで気を遣う女性が活躍していることも高く評価され、
    『令和2年度静岡県男女共同参画社会づくり活動に関する知事褒賞』
    『女性の活躍推進事業所の部』を受賞しています。
    2020年、初の自社ブランドとなる駿河伝統花火「義助」を発売。
    多数のメディアに紹介され、1000セット以上の注文が殺到し『グッドデザインしずおか2020金賞』を
    受賞、『島田の逸品』にも選ばれました。


    ワークシェアで制作した義助のプロモーション動画を見せていただきました。
    「暗い中での撮影ではとても大変でした。花火専門の写真家の方をはじめ、
    たくさんのスタッフが撮影に携わり、博物館や海岸で撮影しました」

    「義助のプロジェクトを共有するため、社員と何度も話し合いをしました。花火のプロだからこその
    厳しい意見もありました。数か月の試行錯誤を経て、いいものをつくりたいとこだわる社員の奮闘に
    より、義助が完成しました。厳しい意見を言った社員が『プレゼントに送りたい』と購入してくれた
    ときは、とても嬉しかったです。『こんな素晴らしいことはやったことがなかった』
    『ホームページを見た!すごいモノができたね!』と社員から言葉をもらえて本当に良かったです」
    ひとりではなく、みんなで頑張る大切さがわかる、素晴らしいエピソードを語っていただきました。

    3.コイズミ チアキさん
    富士市でイラストレーター、グラフィックデザイナー、漫画家と幅広く活躍中。
    とても可愛いポップなイラストや漫画などを見せていただきました。本セミナーをはじめ、
    富士市のリーフレットや企業広告を数多く制作しています。
    「いつも見ている富士市リーフレットのイラストレーターはコイズミさんだったんですね。
    お話できてとっても嬉しい!」と感激した参加者の方もいました。


    コイズミさんのワークシェア体験談です。
    「最初は主に寺田さんのディレクションのもと、グラフィックとイラストを手掛けていました。
    その後独立しましたが、自分の仕事に専念できなくて大変でした。自分だけではなくチーム全体の
    スケージュール管理、連絡のまとめ。全責任を持たないといけない。
    寺田さんのありがたさがわかりました」

    ワークシェアのよかった点をお話しいただきました。
    「デザイナーやライター、WEBデザイナーなどプロの方と協同でベストな形を模索できるので
    自信をもって仕事ができます。また、みんなでワイワイ取り組めるので、
    孤独にならないのもいいですね」

    現在、多くの企業から指名があり、多様な業種でアドバイスをする仕事も行っていて、
    さらに経験を積んでいるようです。

    <富士このみスタイル お試しワークシェア>
    現在、富士市でもタスク型の「お試しワークシェア」を行っており、10名の女性が3つのチームに
    分かれて活動しています。

    ①チラシ作成チーム
    移住定住を応援する「富士市移住定住応援団」登録企業募集チラシの原稿やデザインを作成。
    完成したチラシは近く印刷され、富士市の企業に配ります。

    ②リーフレット作成・FAQチーム
    県内外に富士このみスタイルの取組をPRするため、お試しワークシェアの参加者を紹介をする
    リーフレット作成。また、移住PRのWEBサイト「富士コトハジメ」のFAQに掲載する内容を考案中。

    ③オンラインセミナー運営チーム
    富士このみスタイルの各種セミナー運営に関わるアンケートフォームやタイムテーブル作成などの
    事前準備、当日のZoom進行、後日のレポート作成などの各種業務を実践中。

    ◆セミナー運営チームメンバーの感想
    「チームで励まし合い、支え合うことがモチベーションにつながりました。
    学べることもたくさんあり、今後に活かせるだろうなと思っています」
    「パソコン業務は初めてでしたがレクチャーしていただきながら、無事完了できました。
    自分でも成長を感じられました」
    「これまでパソコンはあまり触ってきませんでしたが、サポートしていただきいろいろ学べました。
    今後役に立てることがあればチャレンジしていきたいです」
    セミナー運営チームは、コロナ禍で直接会うことは一度もなく、フルリモートで活動をしました。
    初めての業務となるメンバーもいましたが、連絡を取り合い、お互いが支えあう形で活動を
    行っています。

    受講者からの感想をご紹介します。
    ・最近「ワークシェア」という言葉を聞く機会があり、具体的にどういう風にされているか
    知りたかった。子ども、障がい者、老人が一緒にできる何かをこれから作れたらと思っているので
    模索していきたいです。
    ・2年前の富士このみスタイルがきっかけでハンドメイドのイベントやワークショップを開催。
    子育て中なので、ワークシェアはとても興味を持ちました。また参加したいです。
    ・私にも何かできるといいなぁ思い、探ってみたいと思いました。
    協力しながらフォローしあっているので、いいなぁと思いました。
    ・今回、いろいろな方達のスキルをとりまとめる方がいるということを知りました。
    もし、なにかやりたいことがある人に、つなげる人がいるということを伝えられたらと思いました。
    「義助」のプロモーション動画を見て、写真撮影・動画制作など全てプロ級でいろいろな人が
    携わって一つHPにつまっているんだなぁと思いました。

    はじめての業務でも、レクチャーを受けてフォローしあいながら、和気あいあい・無理のない範囲で
    実践中のお試しワークシェア。
    来年度も、富士市このみスタイルでお試しワークシェアを実施する予定です。
    今回参加された方、ご興味がある方ぜひ参加してみてください。
    ワークシェアで女性の力を活用し、新しい視点をもつことの価値をお話をいただいた
    手作り工房 Poco a Poco土屋 佳奈子さん、井上玩具煙火株式会社 井上 慶彦 室長、
    イラストレーター コイズミ チアキさん、貴重なお話を本当にありがとうございました。

  • 職場の働き方改革と外部人財の活用について学ぶ 企業向けセミナー(オンライン) 受講者募集中!

    2021.01.19

    【富士このみスタイル】
    職場の働き方改革と外部人財の活用について学ぶ 企業向けセミナー(オンライン)
    受講者を募集中です。

    《企業向けセミナー》ではありますが、個人事業主の方や今お仕事をされていない方でも、どなたでも受講いただけます。

    「人財育成」「働き方改革」「ワークシェア」「ファザーリングジャパン」「イクボス」「安藤さんのお話」などのワードに少しでもピンときた方は、ぜひこの機会お申し込みください。

    ●2021年1月27日(水)10:00~12:00(受付9:45~)
    ●定員30名

    ‥‥………‥‥*‥‥………‥‥

    新規事業や業務改善などのヒントになる、富士このみスタイルの企業向けセミナーを2021年1月27日にオンラインで開催します。

    労働人口の減少が予想される中、外部人財を活用して新しい視点を取り入れていくことが業務改善につながる方策のひとつと考えられます。

    このセミナーでは講師にNPO法人ファザーリングジャパン代表理事/ファウンダーの安藤哲也氏をお招きし、社内にイクボス*や外部人財を増やしたり活用したりするメリットや実践に必要な知識・手法を学びます。

    また、県外から移住してきた女性たちと一緒に、スキルや特性を持った仲間と仕事をシェアして働く「ワークシェア」の実現に向けて取り組む富士市が、活動内容や具体的な事例を紹介します。

    *イクボスとは
    部下や同僚のワークライフバランスを考慮し、その人のキャリアを応援しながら、組織の業績に結果を出し、自らのワークライフバランスも維持できるような上司のこと。性別や年代、階級は不問。

    ‥‥………‥‥*‥‥………‥‥

    第1部「働き方などの職場改革で企業力アップ」
    ~イクボス・外部人財活用のすすめ~

    第2部「外部人財活用方法【ワークシェア】の仕組みと先進事例の紹介」
    ~潜在的な女性の力を活かす~

    ‥‥………‥‥*‥‥………‥‥
    ◆オンライン開催です

    *ウェブ会議アプリ「Zoom」を利用します。後日、メールでZoom会議URLをお知らせします。
    操作方法などが分からない場合にはお問い合わせください。

    [お申し込みはこちらから]
    https://ws.formzu.net/dist/S38925158/

    [お問い合わせ先]
    富士市役所総務課
    企画課移住定住推進室
    TEL.0545-55-2930(受付8:30~17:15)
    FAX.0545-53-6669
    MAIL. kurasu@div.city.fuji.shizuoka

  • 育暮家はいほーむす様「日々が、いいね。」プレスリリース配信しました

    2021.01.15

    2021年1月15日10:00、
    藤枝市の工務店、育暮家はいほーむす様が発刊した
    50代からの女性向けライフスタイルマガジン「日々が、いいね。」プレスリリースを配信しました。

    …─…─…─…─…─…─…─…─……─…─

    @Press(アットプレス)

    美容、生活、健康など50代からの女性のお悩みを解決!
    ライフスタイルマガジン「日々が、いいね。」1/15発刊
    ~ 静岡県志太地区から発信! ~

    https://www.atpress.ne.jp/news/242345

    …─…─…─…─…─…─…─…─……─…─

    育暮家はいほーむす様の公式サイト内ブログでもご紹介しています。
    https://hihomes.co.jp/smallhouse/blog/14274

    冊子に関するお問い合わせは
    育暮家はいほーむす様TEL.054-636-6611までお願いいたします。

    ◆「日々が、いいね。」紹介動画

    ◆アットプレス掲載のWEB版と同内容のプレスリリースです。
    ぜひご覧ください!

  • 富士このみスタイルワークシェア&スキルアップセミナー2020第3回【12.17/『復職・就職・起業・副業前に知っておきたいお金のはなし』レポート】

    2020.12.25

    2020 年 12 月 17 日(木)、
    さくら税理士法人所属税理士でコトリスラボ創業アドバイザーの高林ゆか先生と、
    夢を叶えるために、会社員からフリーランスになられたデザイナーの栗田舞子さんをお迎えして、
    【前半】起業、復職、就職、副業時に必要なお金の知識を高林さんから学び
    【後半】対談形式で栗田さんの体験談をお聞きしました。

    参加者は、富士市に移住されてきた方を含む女性 13 名です。

    本題に入る前に、参加される皆さんに高林先生、栗田さん、ビズホープ代表の寺田が加わり
    4 グループに分かれてのアイスブレイクタイムが設けられました。

    お題は「年末年始の過ごし方」です。
    富士市に移住してきた方が多いため、いつもは実家に帰省しているけれど(コロナ禍で帰らない)…
    という声が何人もの方から寄せられました。

    なるべく外出をせずに、家族でボードゲームをしたりお子さまと家で楽しい時間を過ごしたいと
    考えている方が多かったです。
    今年はコロナ禍で確定申告が例年通りに進むのかわからず不安なので、年末年始の休みを利用して
    早めに準備をしておきたいという声もあがりました。
    余った時間を利用して参加動機を発表したグループもありました。

    【講義前半】お金のはなし
    人として生きていくために、なくてはならない大事なお金。
    メインとなる生活のお金の他に、余力で自分を高めたり、教育のために使ったりするお金も必要に
    なってきます。
    起業前の方にアンケートをとると、共通して「起業したいけれど、損はしたくない」と
    おっしゃいます。もちろんリスクも視野に含めてリターンを得ることで初めて仕事が成り立つ
    のですが、できるだけリスクを減らしたほうが自分にとって痛手は少ない。
    ではどうしたら損をしないで お金を管理していけるかという話に移っていきます。

    ●お金の出処をはっきりさせておく
    【ポイント 1】 事業用の口座を作り、個人用の通帳からお金を引っ越す。
    通帳を介することで記録が残る、初期投資の額がわかりやすくなるなどの効果があります。
    何に使ったお金か忘れないように、内容を通帳に直接メモしておくと時間を損しないで済みます。

    【ポイント 2】 借入は借主をはっきりさせておく。
    夫や親など、他の人から応援してもらう場合、借りるという意思表示をきちんとする。
    「〇〇に必要だから、〇〇円借ります。〇年〇月までに返します」など、
    しっかりとした金銭消費貸借契約書でなくても、簡単な書類に内容をまとめるだけでも大丈夫です。
    そして、身内に応援してもらう場合であれば、計画通りうまくいかない可能性があることも
    伝えておきます。「借りたら返す」は鉄則ですが、必ず成功することばかりではないのが仕事。
    「損しても良い範囲」をあら かじめ自分で決めておくことが大切です。

    【ポイント 3】 生活用と仕事用、別々の財布を使って管理する。
    現金を管理する際、生活のお金と仕事のお金が一緒になってしまいがち。
    「記録がないので経費にできない」とならないように、その都度記録をとるようにしましょう。
    生活用と仕事用のものを一緒に買ってしまった場合には、レシートごとに仕事分だけマーカーを引く
    など区別して集計する。レシートがもらえない場合には、メモに「いつ、何処で、何を、いくらで」
    と書き残します。

    【まとめ】大切なのは、「他人が見てわかること」
    自分がわかっているだけでは証拠になりません。現金の動きは記録をとらなければ、自分以外の誰にも
    わからないのです。家計簿程度でも、記録や領収書・請求書を残しましょう。

    〖ステップアップ〗 集計したものの結果を見る
    集計することで、儲かっているか・いないのかを把握できます。
    個人事業の場合、本人への給与は経費になりません。儲かったお金から自分の人件費が出せるか、
    仕事をした分が返ってくる仕組みづくりができているのかを集計から把握できます。

    ◎お金の管理とは、自分の仕事を見つめ直す大事な作業
    管理がキチンとできていれば、次の年も仕事としてやっていけます。

    ●手続きのはなし
    専業主婦の方、働いている方。置かれている環境は人それぞれです。
    どの程度仕事をするのか?どの程度収入を得られるのか?
    シュミレーションをしつつ、自分の置かれている環境を再確認しましょう。

    <夫の扶養を外れない範囲で働きたい専業主婦の方>
    ■知っておくべき 2つの壁
    ①103 万円の壁(税金の壁)
    【妻】所得税が課税→夫の会社の家族手当がなくなる場合もある
    【夫】配偶者控除がなくなる→収入に応じた段階的な「配偶者特別控除」になる
    ②130 万円の壁(社会保険の壁)
    【妻】自分で国民健康保険と国民年金を納める
    【夫】配偶者特別控除は 201.6万でなくなる→税金が増えて手取り給料が減る

    パートの収入と所得税、住民税、社会保険、夫の社会保険の扶養家族適用の関係を表を使って
    説明していただきました。
    負担ばかりで大変だと思ってしまいますが、税金がなくなると困ってしまうのは私たちの
    当たり前の生活です。
    税金があるからこそ、水道をひねったら水も出ますし、泥棒が入ったら警察が来てくれます。
    「みんなで使うものを、みんなで負担しあうのが税金です」と高林先生。
    税金とは、社会の会費みたいなものだと表現されていました。

    <働いている方(副業について)>
    副業を始める前に、会社に確認をしましょう。副業 NO の会社が一般的なのが実情です。
    マイナンバーで副業が発覚し、会社からペナルティを受けることもあります。
    自分の夢や、やってみたいことがあれば会社に相談して理解してもらいましょう。
    ただし、本業には影響の出ないように。 給与をもらっている方で、その他の所得の合計が20万円を
    超える場合は税務署に申告をしましょう。20万円を超えない場合でも住民税の申告が必要な場合が
    あります。自分の住んでいる市区町村のHP等で確認しましょう。

    ■青色申告?白色申告?(確定申告)
    ①初年度から黒字が無理という人…青色申告がおすすめ
    ・電子申告すると65万円まで控除ができる
    (決まりに沿った帳面付けや電子申告などの要件を満たすことが必要)
    ・赤字を 3 年間繰り越せる・開業届けを出す際に申告する
    ②簡単な帳簿で良い人、開業届を出さないで申告している人…白色申告
    ・簡単な帳簿でOK
    ・65 万円の控除や赤字の繰り越しはなく、1 年ごとに税金を計算する
    ・簡単だがメリットは少ない

    *20万円~30万円の売上が出るようになったり、利益が出るようなら
    届け出をしておくことをお勧めします

    ◎おすすめはメリットが大きい青色申告
    悩んだ時には、税務署の税理士や商工会の指導員など数字の専門家に相談を。
    無料相談も実施しています。
    <困ったときに参考するといいサイト>
    ・国税庁「タックスアンサー」(よくある税の質問)
    ・国税庁ホームページ「配偶者特別控除」

    *わかりやすく解説している税理士さんのサイトもあるので、
    検索して自分が理解しやすいページで勉強してみましょう

    ●情熱を忘れない
    「何のためにこの仕事を選んだのか」
    最初の気持ちを忘れない限り、どんな困難にも立ち向える
    【仕事】とは、受けた以上完成しなければできたことにならない。そこに対し責任を取れるかが重要。
    【夢を叶えられる人】とは、自己満足にならず、周りに迷惑をかけないように常に考えて行動が
    できる人。家族にも一言アナウンスしておくといい。

    ◎情熱を忘れずに、自分の可能性を信じてチャレンジしていくことが夢の実現につながる

    ・‥‥……‥‥・‥‥……‥‥・・‥‥

    【後半】栗田舞子さんのお話
    2018年3月に個人事業主として起業した栗田さんは、WEBサイトや動画、デザインなどの制作や
    SNS配信ディレクションもされていらっしゃいます。

    ◎開業時必要だったもの
    ・身分証明書(免許証など)・マイナンバーカード(通知カードでもOK)・印鑑
    この 3つを持って税務署へ

    ◎開業後、必要になったもの(栗田さんの場合)
    パソコン、プリンタ、名刺、印鑑、メールアドレス、個人事業主用口座、
    写真付きマイナンバーカード、確定申告用ソフト、見積・請求書用ソフト、クレジットカードなど
    その他:パソコンデスクと椅子、ホームページ、実印・印鑑証明、封筒、切手、プリント用紙、
    書類送付用ハンコなどの事務用品
    *職種によって変わりますので、ご参考までに

    ◎開業後の講習
    税務署に開業届を出すと、 無料講習のお知らせなどが郵送で届くようになりました。
    栗田さんはそれらの講習に参加して、分からないことを税務署の職員さんに直接質問して解決して
    きました。白色の確定申告書類の書き方を教わり減価償却の計算方法の資料もいただけたそうです。
    青色申告用の講習もあるので積極的に活用してくださいとアドバイスをいただきました。

    ◎栗田さんが困ったこと
    【確定申告ソフトは使いやすいものを】
    青色申告には確定申告ソフト(会計ソフト)がないと大変だと思います。ソフトは使用感、年間費用、
    バックアップがとれるか、オンラインで使えるのか、スマホ対応しているのかなどメーカーによって
    特徴が異なります。
    使用感の合わないソフトはストレスがかかりますし、だからといってソフトの覚え直しも面倒です。
    無料体験期間で必ずチェックをして早い段階で使いやすい確定申告ソフトを決めましょう。
    【クレジットカードは開業前に作っておくと安心】
    フリーランスになってしまうと、クレジットカードが作れなくなってしまったり、
    分割払いができなくなったりすることもありますのでご注意ください。
    【開業後は、家族の社会保険の扶養に入れないことも】
    保険組合によってはフリーランスとして開業届を出している場合や初年度の確定申告後でないと
    扶養に入れない場合があります。その場合、税金や保険料の負担が大きくなってしまいます。
    各保険組合に事前に確認してください

    《参加者からの質問①》現在使っている確定申告ソフト以外のものを人に勧められた。
    やりやすいおススメのソフトがあれば教えてほしい。
    《回答》すでに使われているのならばそのままでも。途中で変更するのはソフトが連動していない
    ため最初からやり直しになってしまうので大変です。
    事務局から補足 【確定申告ソフト(会計ソフト)例】 フリーランスでは無料のオンラインソフトを
    使われている方もいらっしゃいます。

    《参加者からの質問②》 書類はどのように管理していますか
    《回答》 基本的にはクレジットカード決済。印刷したものを月毎にファイリングしています。
    仕事の領収書は青色申告の場合は7年、(※前々年分所得が300万円以下の方は5年)の保存が義務。
    →詳しくは(国税庁HP)
    https://www.nta.go.jp/…/pamph/koho/kurashi/html/01_2.htm
    報告が終わったらプラスチックのファイルに入れて保存しています。(栗田さん)
    (高林先生から補足)
    「税務署へは確定申告は電子申請もできるが、最後に印刷をして紙ベースでとっておいてください。
    データ保管ができていればよいのですが、データ保管ができていない場合、
    再度の出し直しが難しいので、きちんと保管しましょう」

    ◎フリーランスの仕事の流れ
    ①打ち合わせ→②見積り→③契約・発注→④納品→⑤請求・支払い
    ①お客様の情報・仕事の仕様・納期・担当箇所(グループの場合)などをヒアリング
    ②仕様に合わせた見積書を提出【事前に料金が決まっていない場合は自分で設定する。
    どれくらい時間がかかるのか、同じ仕事の相場はいくらなのかしっかり調べる】
    ③仕事によっては発注書を発行していただいたり、お互いの契約書を交わす
    ④制作物を提出し、修正の後、OK がいただけたら納品
    ⑤見積書と同額(仕様変更があった場合は先方に確認)の請求書をお送りする。
    【必ず後日入金 の確認を忘れずに!】
    *企業によっては月末締の翌月末払いなど規定がありますので、
    確認をして支払い期限を設定しましょう。

    ◎栗田さんがグループワークで気を付けていること
    グループだからこそ気を付けないといけないことがある。
    ・納期は必ず守ること「報(告)・連(絡)・相(談)」は早めに
    →困ったことがあったら、一人でかかえこまずに相談
    ・難しい仕事は一旦持ち帰る
    →すぐに無理!と諦めないで、方法を考える。できないことを「できる!」と言ってしまっても
    迷惑になるので、一旦持ち帰り、よく調べてお返事しています。
    ・チームメンバーへのリスペクトを忘れない
    →みなさんプロフェッショナル。とても勉強になります。
    ・チーム内で盛り上がりすぎない
    →お客様あってのお仕事、お客様の気持ちに寄り添い、お困りごとが無いか、
    お客様に神経を集中するようにしています。

    ◎会社員時代と起業後のお金の管理グラフの変化
    これまでの生活費、貯金、税金以外に、仕事で使用するパソコン・ネット代・
    電気代(家事按分→働いた時間割で計算)ソフトウェア・事務用品などの経費が加わってくることが
    わかりました。
    (高林先生から補足)
    「経費として計上するにあたり、仕事した時間を記録しておくこと。
    根拠が示せると確実なものになります。電気のメーターを見て集計をとっている几帳面な方も
    いらっしゃいます」

    ◎最後にお二人から心強いメッセージをいただきました

    最初は、お金になるかどうか心配だと思います。フリーランスは楽ではないです。
    プライベートな時間はほぼなくなるけれどやりがいはあります。
    お客様に直接感謝されるし、自分の仕事が表に出る喜びがあります。
    よくも悪くも濃い時間、フリーランスになってよかったです。(栗田さん)

    この先、仕事を始めようと思ったときに理解があるのとないのとでは新しいことへの進め方が
    違ってくると思います。コロナ禍の中で事業者さんの環境が大きく変わってきています。
    生活の変化もあったと思いますが、その中でも思いがあってコロナ禍でも事業を始めようという方も
    いらっしゃいます。 自分のためでも人のためでもあるのでやりたい、と意思表示をきちんとすることで
    事業を仕事として進めていける。趣味ではなくて仕事でやっている人と見られたときが、事業者として
    成り立ったときだと思います。皆様の夢の設計にお役立ていただけたらと思います。(高林先生)

    受講生からの感想をご紹介します
    ・これからパートを始めようと思っていたのでとても役立ちそうです。
    ・扶養内にするかどうか悩んでいたのでわかりやすい表での説明は大変助かりました。
    ・実際に起業された方の苦労した点、気を付けていることなどのお話を聞くことができて、
    とても良かったです。
    ・為になる内容で、とても参考になりました。
    ・実際にフリーランスになられてよかったというお言葉を聞くことが出来てポンと背中を
    押してもらえたような気がします。

    お金に関する不安がある、これからお仕事や起業をしたいと考えられて参加された皆様も
    今回お話を聞くことでわからなかったことがクリアになって不安を取り除くことができたり、
    これからのビジョンについて前向きに考えられるようになったのではないかと思います。

    高林先生、栗田さん、貴重なお話をありがとうございました。