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富士このみスタイル2019【1.25/日帰り移住交流ツアー】レポート

2020.02.01

1月25日(土)富士このみスタイル 第2回日帰り移住交流ツアー
静岡ガス(株)さま協力のもと、エネリアショール富士にて開催されました。

今回のテーマは、
「先輩移住者と交流しよう!!」

移住促進に向けて、地元食材を味わえるクッキングや小物づくり体験を通して
先輩移住者と交流を行いました

今回ご参加いただいたのは、千葉県と愛知県にお住まいの二家族、計4名様です。
先輩移住者としてご参加いただいたのは、
平成29年6月に東京から、令和元年10月に埼玉県蕨市からそれぞれ越して来られた二家族です。

《ツアープログラム》
【1】地元食材を使ったランチづくり
【2】先輩移住者とランチ&交流会
【3】記念の小物作り体験

◆司会・進行◆
佐野かおり さん

大阪府出身で結婚を機に富士市に移住。
NHK教育テレビの「いってみようやってみよう」のキャラクター「ぽっけ」役を担当。
現在は司会業を中心に家業の飲食店女将をしながらNPO法人母力向上委員会のハハラッチ事業にも
参画中。また、子どもの感性を伸ばす、わくわくコーディネーターとして溢れるエネルギーと心に届く
美声を武器に活躍の場を広げています。

《かおりさんの移住エピソード》
・百均のお店が平家建で、広くて無料の駐車場があることにびっくりした。
・気候が安定していて落ち着いた雰囲気があり、都会とは違う暮らしやすさを実感した。
・富士山に月の光で影が差したり、夜でもその雄大な姿が見えたりするのは都会では味わえない
幸せだと感じている。

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この日の天気は晴れで、1月中旬にもかかわらず上着がいらないほど過ごしやすい気候に恵まれました。
会場のエネリアショールーム富士に入ると、スタッフの方々が笑顔で出迎えてくださいました。
案内された参加者は「今日は富士山が隠れていますね」「いろいろ聞かせてください」などと話し、
柔らかい雰囲気の中でツアーがスタートしました。

司会のかおりさんから、神戸(ごうど)桑崎(かざき)本市場(もといちば)などの
富士市で独特の読み方をする漢字クイズが出題され、会場は盛り上がりました。

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【1】地元食材を使ったランチづくり 

明るく清潔感にあふれた、最新のキッチンを堪能できるクッキングスタジオに移動。
こちらでは1ヶ月に10回程、料理教室が開催されているそうです。
▷▷2チームに分かれて調理スタート▷▷
~地元食材を使ったメニュー~
・富士山ゼリー
・コロコロ野菜のミルクスープ
・しらすとマッシュルームのピザ


各チームごと調理スタッフさんがサポートをしてくださったので、
会話を楽しみながらスムーズに調理が進みました。
参加者は、移住経験者とお鍋を覗き合いながら「普段はどこで買い物をしてますか」
「道路も駐車場も広いですね」「この、長谷川農園のマッシュルームは有名です」
「洗い物は私がやりますよー!」と料理が完成に近づくに連れて、心の距離も近づいていきました。

オーブンからふんわり広がるピザの香ばしさ、ぷるんとカップから落ちた富士山ゼリーの色鮮やかさに
気分も高まりました。
完成後、託児ルームで過ごしていたお子様とも合流し、記念撮影をした頃には、
集合したばかりの時には見られなかった満面の笑顔が会場を包みました。

 

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【2】先輩移住者とランチ&交流会

会場に戻り、一緒に調理をしたチームごとにランチがスタートしました。
「富士市では寒天で作るサイダーかんが人気の給食メニューなんですよ」
「富士市の水は綺麗だと聞きました。野菜も新鮮そうですね」
と協力して作ったランチを食しながらゆったりと交流を深めました。

▷▷ゲームコーナー▷▷
各テーブルにホワイトボードが配られ、2分間で共通点をたくさん探すゲームがスタートしました。
始めは戸惑いながらも「文系ですか?理系ですか?」「足のサイズは?」「好きな食べ物は?」と
様々な質問を投げかけ、2分後には「長女」「歌が好き」「トマト好き」「車を持っている」などの
共通点がたくさん見つかりました。

かおりさんは「短時間で初めて出会った人と共通点を探すのは難しいですね。
移住して環境が変わり、子育てなど生活が変わるたびに新しい出会いがあります。
環境を築く際にコミュニケーションのヒントとして、相手と共通点を見つけることで
親近感を深く感じることができるそうです。
同じ姿勢で座ってみるなど体の使い方でも話しやすさが変わってきます。
環境が変わることを恐れずぜひチャレンジしてほしい」と参加者の背中を押すように語りました。

 

▷▷移住者へ質問コーナー▷▷
先輩移住者が会場前方に座り、移住に関してざっくばらんな質問に答えていただきました。

=移住を考えたきっかけは=
◎移住前は東京の新宿近辺に在住しており、子育てや家計面で現実味を感じられなかったため。
都内からも近い点が魅力的だった。
◎出勤時の満員電車にうんざりしており、もっと気楽に出勤したいと思った。電車に乗る際に
ベビーカーを嫌がられたりするなど、子育てしにくい環境が不安だった。

=移住先として富士市はすぐ候補に上がったか=
◎夫の出身である京都と妻の出身である富士市の両方が候補に挙がった。
京都は、冬は寒くて夏は暑く住みにくいと感じたため気候が安定している富士市を選んだ。
◎海外や広島、長野など広範囲で検討した。沖縄には1カ月程住んだが物価が高く
食事も合わなかった。

=富士市を選んだ決めて=
◎車が使える環境と子育てのしやすさ。
◎自然にあふれ、富士山やアルプス、海にも近くて伊豆にもすぐ行ける点。

=富士市はどんなところか=
◎車があれば不便を感じずに穏やかに暮らせる。
◎大人目線でのレジャースポットは少ないが、子供目線では自然と触れ合える場所が多い。
◎自然に近い暮らしをしながら、街を楽しみたい時はすぐ都会に行ける。

=住んでから印象が変わったこと=
◎保守的な人が多く、変わることへの抵抗感があるように思えた。
◎おしゃれな店はないと思っていたが、美味しいケーキ屋さんやおしゃれなカフェもあるので
開拓する楽しさがある。
◎車が必ずないと不便だが公園がどこでも綺麗に整備されているので安心だった。
◎製紙工場が多く、臭いが心配だったが特に気にならなかった。

=富士市のおすすめポイント=
◎子供を遊ばせるためにいろんな場所へ連れて行けるので家族の繋がりが深まる。
◎都会と違いを探すのが難しいほど毎日がのびのびと充実している。東京では周りを気にしすぎ
てしまいストレスになっていたが、富士市での暮らしは電車ではなく車なのでプライベートな
空間が多くて安心できる。
◎年始に滋賀や宇都宮へ行ったが富士市が一番暖かく風がないと感じた。
◎首都圏と比べて、連休には渋滞エリアを抜けている地域なのでスムーズに行き帰りができる。

=参加者から聞いておきたいこと=
Q, 星を見るおすすめの場所はどこですか?
A, 標高が高い、こどもの国や朝霧の方はより綺麗に見える!!
Q, 潮の香りやサビ、洗濯物が気になります。住むなら市役所より上の方が良いですか?
A, 街の中心や上の方では全く気になりません。工場の煙も制限が厳しくなっているので
心配なく過ごしています。
Q, 気になった方言はなんですか?
A, まめったい=細かいこと、かじる=背中をかく、だもんで=なので(接続詞)


参加者は富士市のイラストマップを広げながら、先輩移住者のリアルな体験談に対し笑顔で頷き、
「どこに住んだら楽しいかな」と富士市で暮らすイメージを膨らませていきました。

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【3】記念の小物作り体験


じっくりと交流を深めた後はお楽しみのワークショップです。
クッキング後に撮影した家族ごとの写真を印刷し、写真立てを作りました。
講師としてサポートしていただいたのは、
原 美奈子さん
富士市出身で現在は雑貨店に勤務しています。
文房具が好きで集めるようになり、写真立てやアルバム作りの楽しさを伝えているそうです。

軽快な音楽が流れ、テーブルにはお菓子が置かれた中、ワークショップがスタートしました。
カラフルなマスキングテープや懐かしいキラキラとしたペンが並べられ小学5年生の参加者だけでなく、
大人も目を輝かせながら材料を選んでいました。
お子様を託児ルームに預けてご夫婦の時間を楽しんだり、
ご自宅に飾った時のことをイメージしてお揃いのデザインにしたりと、それぞれがこだわりを持ち、
作成する時間をもお土産にしているようでした。

写真立てが完成すると参加者と移住経験者は嬉しそうに微笑みながら、互いの作品を見せ合い
1日を振り返りました。ツアーを通して、参加者は移住に関する不安や悩みを気軽に聞くことができ、
とても満足している様子でした。

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最後に家族ごとの記念撮影を行いツアーは無事終了しました。
遠路はるばるご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

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レポート後記
私自身、Uターンの移住でしたが引っ越す前には都会との比較や仕事面でいくつもの不安がありました。
今回のようなツアーに参加していればもっとワクワクした気持ちで、
もう一度富士市で暮らすことを決断できたような気がします。
暮らす場所を決めることは人生のターニングポイントにもなります。
現地に行かなければ分からなかったことや、実際に経験した人の話を聞くことでネットには載っていない
新たな発見もできます。この街を選んで良かったと思えるように、移住を考えた時には是非、
富士市の人と繋がる機会に足を運んでいただけたらと思うばかりの1日でした。

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会場を提供くださいました、静岡ガス(株)さま
ありがとうございました。
◆エネリアショールーム富士
URL :https://www.shizuokagas.co.jp/eneria/showroom/fuji.html/