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第3回わくキャリセミナーが開催されました。

2018.07.17

7月11日に「わくキャリセミナー」の第3回目「売れるしくみを知ってもっと賢く♪マーケティング入門講座」が開催されました。

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沼津市で広告企画制作会社「有限会社SUNDIOS」の社長を務める津賀由布子先生(長泉町在住)を講師にお招きし、普段なかなか知ることができないマーケティングについて、身近な事例を使ってわかりやすく、そしてワークショップも交えながら楽しく学ぶことができました!

 

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マーケティングとは簡単に言うと「商品が売れる仕組みをつくること。」

商品やサービスを売り買いするだけでなく、①提供されたお客様の気分がよくなる→②提供した企業・行政にもいい影響が与えられる→③それによって地域も活性化する…といった「暮らしがよくなるための好循環を生み出すしくみづくり」でもあるそう。

 

「実は私たちが店頭で初めてその商品を知ってから購入するまでには【認知→関心→欲求→行動→満足】といった様々な心の動きがあるのですよ!」と津賀先生。

そういった顧客の心理段階に着目して、広告を出す場所/パッケージ/キャッチフレーズ/チラシ/写真など綿密に検討していくことがマーケティングの戦略だそうです。

 

また、マーケティングにおいて最も大切なことは「コンセプトとターゲット」を見極めること。

幅広い客層にマッチした商品やサービスを提供したいと考えがちですが、コンセプトを明確にし、それに対して「いいね!」と言ってくださる方をターゲットと設定したほうが、より顧客のニーズやウォンツに対応した価値の高い商品を生み出せるとのことでした。

 

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マーケティングの基礎を学んだあとは、「長泉町の住宅地に新たにできた洋菓子店」という設定のもと商品企画体験のワークショップです。

各テーブルでターゲットを絞り、以下4つの視点で、近隣のお住まいの方に愛用してもらえるケーキを考えます。

①製品(Product):どんな製品を作るか

②価格(Price):購入しやすい価格・ターゲット層が価値を感じる価格

③流通(Place):どこで販売したらターゲット層が購入しやすいか

④販促(Promotion):どんな広告を使えばターゲット層に届くのか

(上記4つの視点で分析することを「マーケティング4P」というそうです。)

 

ターゲットは、子育て世代・一人暮らし・シルバーご夫婦世帯・女子高生・会社とし、各テーブルでアイデアを出し合います。

同じ洋菓子店という設定でもターゲットが異なるだけで全く違う商品やサービスが挙がり、ワークショップは大盛り上がり!

ターゲット設定によってはアイデアが出しにくいチームもありましたが、どんな仕事にも必ずお客様(ターゲット)が存在するので、相手の立場に立って考える貴重な時間が過ごせたことと思います。

 

受講者アンケートからも「身近な事例でわかりやすくイメージしやすかった!」「顧客視点で考えることが大切で効果的であることがわかった!」という感想があり、マーケティングに対する理解が深まったようです。

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実は、4歳半になる三つ子男子を子育て中の津賀先生。

三つ子の出産に至るまで、そして復職後も子育てと仕事を両立できるようになるまでには様々な苦労があったそう。

「子育てと仕事を両立するうえで大切なことは、できないことを含め自分をしっかり認めてあげること。仕事と子育てどちらかを犠牲にするのではなく、自分ができるキャパシティの中でどちらも楽しんでくださいね!」と子育てママとしてのメッセージもいただきました!

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講座終了後はお待ちかねのランチタイム。

今回はWCPの白鳥鮎子さんが遠方の焼津から素敵なお弁当を届けてくださいました!

自家製の野菜をふんだんに使ったラップサンドや彩り豊かなおかずはまさに芸術作品のようで、食べる前に写真を撮っていらっしゃる方も。

今回が今年度最後のランチ交流会ということもあり、受講者同士の会話も弾んでいるように感じました。

 

次回は9月~10月にかけて個別キャリア相談会を開催します。起業に興味がある方、ブランクがあって復職できるか不安な方など、お気軽にご相談ください。