第1回わくキャリセミナーが開催されました
2018.05.28
5月24日(木)ウェルピアながいずみにて第1回長泉わくわくキャリア創出事業「わくキャリセミナー」が開催されました。
以下遠藤さんのレポートです。
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昨年、長泉町在住、在勤の多くの女性に参加いただいた長泉町の就労支援事業「わくキャリ」。
今年も5、6、7月の3カ月連続で講座開催予定ですが、満員御礼、キャンセル待ちの状態です。
よく晴れて汗ばむ陽気となった5月24日、第1回目「幸せを呼ぶ時短知的家事のススメ」が
ウェルピアながいずみで開催されました。
講師は、知的家事プロデューサーの本間朝子さん。
フードプランニング会社のチーフディレクターを経て独立後、時間と無駄な労力を省く
「知的家事」を考案し、多くの主婦の悩みを解決しています。
家事を時短するには、3つの法則があるそうです。
1.環境整備 …家事をする場所を動きやすくしたり、物の出し入れをしやすくすること
実例として、プロの料理研究家さんのエピソードをお話してくださいました。
彼らは料理するのがとても速いそうですが、
その理由は決して腕前だけではありません。
料理を早く作るための環境をつくるのが得意
なんだそうです。
本間さんは、フード業界でレシピ本の制作に携わっていたころ、プロがまず準備を万端にしてから調理に取りかかるのを目の当たりにしました。
まず料理研究家さんは、キッチンの中でいちばん早く調理できる場所を見極め、何膳もの箸と箸を洗うための水を入れたコップを手元に置き、すべての支度が完璧に整ったうえで調理をはじめます。
調理するときは、その場をほとんど動かないそうです。
(メモ:ちなみにプロの方はなぜか長い菜箸を使わないそうです)
本間さんがプロの方と同じキッチンスペースで調理することになったとき、準備が不十分だった本間さんが5、6品作ったのに対し、プロの方は10品と倍の数を仕上げたとか。
いかに環境づくりが大切か、わかりますね。
時短したいと考える人はスピードレシピの本やサイトを見ることが多いそうですが、
まずはもっと根本的な部分「キッチン環境を整える」からはじめてみるといいんですね♪
今すぐ試そう♪ その他、本間先生おすすめテクニック
◎カレーに粉寒天を入れて洗い物や保存時の負担をラクにする
◎ホイル焼きで洗い物を減らす
◎よく使うものは「朝食セット」「食器セット」などのセットにまとめる
2.家族参加型 …時短知的家事を実現するには、家族の参加が欠かせません
方法は2つあります。
1.やる気が上がる声かけで、家族の意欲を上げる
2.家族が参加しやすい仕組みを作る
夫に何かをしてもらったとき、ついつい「やり方が違うんだけど」「どうしてこうやってくれないの?」「あなたはどうして〇〇なの」と言ってしまうことはありませんか?
ここでほんの少し言葉の変換をするだけで、相手の受けとめ方が180度変わるそうです。
- 「やり方が違う」→「惜しい!」
- 「どうして‥?」→「こうしてくれると助かる♡」
- 「あなたは‥」→「私はこうしてくれると嬉しい」
主語が「あなた(YOU)」だと否定感が強く出てしまうので、「わたし(I)」に替えて感謝の気持ちを
伝えれば、思いが気持ちよく相手に響くそうです。
夫がしてくれた食器洗いに対して、自分のやり方と違うと不満をもつケースが多いそうですが、
特にテクニックがなくてもできる排水管の掃除を頼むのがおすすめだそうです。
家事シェアの最初のステップとして、ぜひ実行してみては♪
今すぐ試そう♪ その他、本間先生おすすめテクニック
◎料理シェアの第一歩として、ホットプレート料理を家族みんなでする
◎取り込んだ洗濯物を個別のカゴに入れて、自分の服は自分でたたんでもらう
◎家の各所に掃除道具を置いて、気軽に掃除できるようにする
3.発想の転換 …「2時間37分」
突然ですが、これは1996年、今から22年前の一日に占める女性の家事時間です。
時は流れ、15年後の2011年。
その時間は…「2時間37分」。ほとんど変わっていません。
去年の調査でも同じような結果が出たそうです。
家電製品などの家事グッズが発達し、便利になったおかげで作業1回あたりの時間は減りましたが、ドライマークの服が自宅で洗えるようになったり、
日本人の清潔志向が高まっていたりと様々な要因が背景にあるそうです。
家事や価値観は、時代によって変わるもの。
今の時代に見合った本間さんおすすめの時短知的テクニックを使って、より家事をラクに、楽しくしたいですね♪
今すぐ試そう♪ 本間先生おすすめテクニック
◎洗濯の回数を減らす
…バスタオルをやめる、マット類を見直す、色物を分けないで洗えるグッズを利用する、など
◎そもそも汚れないように工夫する
…コンロのまわりに油除けガードをおく、洗面器やバスチェアを壁にかけてぬめりと防ぐ、
シャンプーボトルをやめて詰め替え用商品に専用のホルダーとポンプ付けて使う、など
セミナーの後半では、参加者が日々実践している家事がラクになるアイディアやおすすめの便利グッズを紹介し合うワークを行いました。
皆さんがたくさんのアイディアや情報を持っていることに、本間さんも驚いたそう。
参加者おすすめアイディアの一部
◎ネットスーパーを利用する
◎洗濯は個人別に干す
◎アルコール除菌で電子レンジを拭く
◎除湿器を浴室に使用する
◎夜に洗濯をする
◎アイロンいらずの服を買う
◎洗濯物を干すときに内側は丈の短いもの、外側は長いものにする
◎汚れものは家族に洗面所へ出してもらう
◎油でベトベトのフライパンはボロ布で拭いてから洗う
◎洗濯物を干す場所を部屋の中につくっておいて、干し終えたら外に出す
参加者おすすめ便利グッズの一部
◎泡スプレー
◎キッチンばさみ
◎リードプチ圧力調理パック
◎洗剤無しで使える長い柄のついた風呂用スポンジ
◎おわん型のタッパー
◎レンジ用のスチーム調理器
◎かわいいメラニンスポンジ
◎一気に外せるハンガー
◎100均の窓そうじグッズ
◎小さいまな板
本間さんからの学びと、参加者同士からの学び、たくさんのお土産をいただいたセミナーになりました。
参加者のアンケートには「コンパクトな内容、やさしい話し方、参加者同士のアイデアシェアなどよかった」「皆さんの時短アイデアと便利グッズを聞けてよかった」などのご感想をいただきました。
行動する前にまず知的に、あたまで考えて、家族みんなが快適に過ごせるように暮らしていきたいですね。
交流会ではWCP(日本ウーマンズシェフ&パティシエ協会)の平賀さんと栗田さんによる華やかなケータリングランチに舌鼓を打ちながら、ワイワイとおしゃべりに花が咲きました。
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次回は6月26日(火)です!