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経済産業省にて、女性活躍推進施策に関する意見交換を行いました

2019.03.13

2019年3月12日(火)
女性活躍推進施策に関する意見交換のため、霞が関の経済産業省を訪問しました。

三島市商工観光課商工労政係の春山 慎吾さん、
コトリスラボラボ会員で空間スタイリストの荒川 昌子さん、
沼津の有限会社サンディオス代表の津賀 由布子さんもご一緒でした。

経済産業省からは、経済産業政策局
産業人材政策室/経済社会政策室 係長の浅野 優子さん、
経済社会政策室 室長補佐の関 日路美さん、
産業人材政策室/経済社会政策室 係長の田中美妃さんがご出席されました。

まずは三島市の働く女性のネットワーク構築とスキルアップを図る事業
「むすびサロン」について、ご担当者の春山さんより概要の説明を、
寺田やファシリテーターを務めた津賀さんからは
女性社員を送り出す社長の雇用や女性活躍への期待感や
想定以上に参加者が一生懸命に課題に取り組んでいたこと等の所感をお話ししました。

荒川さんは東京と地元静岡とのデュアルライフを送るフリーランスであること、
「和風れすとらん みよし」さんでの店内装飾の実績をお伝えしました。

一方、浅野さんからは「女性活躍推進関連施策」概要と
ダイバーシティの取り組みとして
①企業におけるダイバーシティ経営と女性リーダーの登用促進と
②女性の労働参加の推進やM字カーブの改善(女性の起業や復職への支援)を
ご説明いただきました。

①の取り組みの一例をあげると
「ダイバーシティ2.0」(多様な属性の違いを活かし、
個々の人材の能力を最大限引き出すことにより、
付加価値を生み出し続ける企業を目指し、
全社的かつ継続的に進めていく経営業の取り組み)のひとつの施策として、
「Women’s Initiative for leadership」(略称:WIL)があります。
将来のリーダー候補の女性向けに、
経営者に必要な知見の習得や人的ネットワーク構築の機会を提供する勉強会です。

平成27年にスタートし、これまで107名の女性が学び、
成果報告会ではグループ毎に「政策提言」をプレゼンしました。

②には過去2回寺田が受賞したジョキコンの母体である、
女性起業家支援ネットワーク構築事業や、女性復職支援があります。

事業を自立化に向けたPR等において求められる定量的な実績について、
どのように数値を図り顕在化し、その事業の重要性を示すのかが課題と言われる中、
初めは何のつながりもなかった人が、起業を通じたアクションや支援機関の力により人や機関、企業などとつながっていく、
その数や期間を数値化する可能性など多方面に渡るディスカッションをさせていただきました。

このように、起業や復職支援の成果を数で表すことで、
事業の重要性を明確にするための一歩が歩めたように感じました。

女性の活躍について、経済産業省の動向を追いながら、
互いに参考となる事例の共有や課題解決のための議論など、
今後も引き続き連携して新たな道を歩んでいきたいと考えています。

年度末のお忙しい中にお時間をいただき、地元だけでは知り得ない、
国の向かう方向性も窺い知ることができました。
ご自身の英知を持って、日夜検討を重ねてくださっているお三方の姿には、
背筋が伸びる思いでした。