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富士このみスタイル2019第3回【1.29/ワークショップ形式お話し会】
2020.02.05
2019年度 富士このみスタイル
第4回ワークショップ形式のお話し会レポート◆◆◆◆◆
「私の働き方は私が創れる!?“えんたくん”に広がるいろいろな選択肢」
1月29日(水)富士このみスタイル第4回ワークショップ形式のお話し会が、
モクリエギャラリー mokurie galleryで開催されました。今回のテーマは、
「富士市で働く、私の思い」
ワークシェアや起業、テレワークなど新しい働き方が注目されている中、
今回は“働くこと” に焦点を当てワークショップを通して自由に話し合いを行いました。◆ファシリテーター紹介◆
NPO法人母力向上委員会 代表 塩川祐子さん母として3姉妹の成長に合わせながら働き方を変え、現在は主にNPO法人母力向上委員会の代表として
組織づくりや講演を行いながら週に2時間、助産院で働く。
看護師・保健師として、また自身や周囲の妊娠・出産経験から、生と死に向き合い
「いのちの輝き」の応援をしていくことをライフワークとする。
専門職としての知識、数多くの女性の妊娠・出産、そしてその人生の歩みに寄り添った経験を活かし、
講演やワークショップを行い、母子保健の推進に尽力し続けている。(HPより抜粋)◆NPO法人母力向上委員会について◆
2008年10月発足、子育中のお母さんたちが運営し富士宮市・富士市を中心に活動。
「すべての人が生まれてよかったと思える社会へ」をビジョンに掲げ、
「すべてのお母さんが『自ら考え選択する力』『健康力』『自己肯定感』を得る事で社会とつながる」
ことをミッションとしている。
妊婦さんにとって妊娠・出産・子育てがプラスになるような生き方を伝える講座・座談会・
イベント・情報発信などを行うだけでなく、当事者(お母さん)の声を行政や企業など、
必要とする機関に届け富士宮市と協働して社会づくりに取り組む。
また、お母さん達にとってより生み育てやすい地域づくり、社会みんなで子どもを育む
環境作りの観点から、豊富なアイディアを提供しお母さんならではの口コミ力、情報発信力で、
企業の認知活動や集客もサポートする。
「アレルギーっ子おしゃべり会」「おんぶ紐抱っこ紐試着会」など“あって良かった”と思える
優しいイベントを多く開催。子育て中のお母さんが記者となり富士宮市の情報を発信する
ハハラッチも大活躍中!…………・・・………………………・・・
冬晴れの柔らかな光を感じる午前、会場となったモクリエギャラリー(mokurie gallery)には
市外から移住した人、市内に住む人など、それぞれのストーリーを積み重ねてきた20名の
女性たちが受講者として集まりました。
薪のストーブからパチパチと火が踊るような音が鳴り、キッチンやソファのある空間は、
まるで友人の家に遊びにきたような気分にさせてくれました。
受講者は、リラックスした表情を浮かべながらほどよい距離感で座布団に座り、隣り合った人と
「初めて参加しますか?」「楽しみたいです!」などと自然に会話を始めていました。
そして、木の温もりを感じながらこれから始まるワークへの期待を高めていました。…………・・・………………………・・・
オープニングでは、塩川さんから
「富士このみスタイルという場で、建設的にそれぞれの想いを安心して語ってほしい」と
受講者の心を解放するような言葉が添えられました。アイスブレイクが始まると、受講者は立ち上がり、率先して「仕事してます!」と手を挙げながら
働き方の違いについて仲間探しを行いました。
また、自己紹介と今日の自分のゴールを伝え合う場面では「富士市で知り合いを作りたくて」
「夢を叶えるために何か得たいと思って」「自立したくて」「小さな幼稚園を作りたい」などと
心の声を言葉にして伝え合いました。▷▷ワークスタート▷▷
=ワークで大切にしたいこと(この場に設定するルール)=
★他者の意見は受け止めよう! ー違って当たり前。受け入れるかどうかは心の中で決めよう。
★ネガティブな話もOK!ー解決策はここから。でもこの場に置いていこう。
★良い話は家庭へのおみやげに ー本人に了承をもらって家族や職場でシェアしよう。
★他者の発言へ拍手しよう ーそれぞれが安心して話せるように。=覚えておきたいキーワード=
◎ワークシェア:1つの仕事を複数人で分け合うことで効率化や生産性を高める働き方
◎テレワーク:テレコミューティングの略で情報通信技術(ICT)を活用し場所や時間にとらわれない
働き方
◎クラウドワーキンング:企業が業務の一部を外部委託しフリーのワーカーが在宅で業務を請け負う
働き方【ワーク①】
働き方の現状を語ろう!
・専用の“えんたくん”に記入していく
・ひとりが話し、隣の人が書く
・“えんたくん”の中心から順番に書く〈受講者の働き方の現状を一部ご紹介〉
*現状*
・自宅で塾を経営
・取材や新聞、広告作成
・在宅でデザイン
・訪問介護
・米作り
・アフェリエイター
・子連れ出勤可能な職場勤務ダンボールで作られた“えんたくん”が各チームに配られると、受講者は
「わー!面白い!」「学校に居る気分だ!」と気分を高め、より思考が働く環境が整っていきました。
時間が進むにつれて、一人ひとりの働き方や考え方がカラフルに円となって描かれ、
次第に受講者の頭の中も新たな価値観が広がっているようでした。塩川さんは「ITの進化によってオフィスに行かなくても働ける環境が整いつつあります。
母力向上委員会でもワークシェアに取り組んでいて、多数精鋭で行うことは女性にとっては働きやすい形
の一つだと思います。『こうでなくてはならない』という概念を捨てて考えていきたいですね」
と包み込むようなトーンで語りました。…………・・・……………
【ワーク②】
近い未来に起こりうる危機を考えよう!
・自由に話し、“えんたくんに”自分で書く
〈受講者が考えた“危機”を一部ご紹介〉*起こりうる危機*
・家族の病気やケガ、入院
・子育てサポートが少ない
・IT化で仕事がなくなる
・ライフステージの変化
・学童に入れない
・農家の後継者問題
・環境問題(プラスチック)
・収入の減少受講者は膝の上でバランスよく“えんたくん”を保ち、日頃から不安に感じている身近な問題を
チームメンバーに共有していきました。
危機を考えることは胸にズシンと重くのしかかってくることもありますが、リビングで過ごすように
「我が家も同じですー!」などとお菓子をつまみながら朗らかに伝え合いました。
塩川さんは、サイボウズ(株)が実践する、公平よりも個性を大切にする働き方についての
エピソードを交えながら「『わがままは悪じゃない』という言葉が印象的でした。
私たちもわがままに、危機を乗り越えるための働き方を見つけていきましょう!」と
受講者が柔軟に考えられるように言葉を選びながら語りかけました。…………・・・……………
【ワーク③】
どんな環境であれば働いてみたいか、働けるのかを考えよう!
・個人で付箋にたくさん書いて貼る
〈受講者が考えた“理想の職場”を一部ご紹介〉*アイディア*
・オープンカフェで会議
・自分で働く時間を決められる
・自由に休みが取れる
・食事を無料で提供してもらえる
・残業がない
・託児・学童の環境が整っている
・スキルを相談できる場所がある
・世界中どこでも学びに行くことができる薪が追加されたストーブからふんわりと香ばしい煙が立ち込め、心も体も温まっていきました。
受講者は一人では考えつかないようなアイディアに「それ、いいね!」とうなずき合い、
未経験のスタイルに憧れを持ちながらも自身の挑戦に向けて刺激を受けているようでした。
塩川さんは「アイディアがなかなか浮かばない人は、他の人の意見を聞いて吸収していけば大丈夫
ですよ」と優しく声をかけ安心で安全な空間を常に創り出していました。…………・・・……………
【ワーク④】
わたしにできること、地域と行政に求めることを考えよう!〈受講者の意見を一部ご紹介〉
*わたしにできること*
・家族と話し合う
・視点を変える
・スキルのアピールをする
・出来ることを増やす
・SNSで発信する
・行政のコミュニティに参加する*行政・地域に求めること*
・気軽に子供をあずけられる支援センターを作ってほしい(病児保育の充実)
・働き方改革をもっと企業に広めてほしい(夫側の企業へも理解を促す)
・シルバー人材と子育て世代の交流の場がほしい
・放課後デイサービスの充実
・地域新聞で高齢者に情報を届けてほしい
・男女参画の意識を高めてほしい
・やりたいことが実現できる環境を作ってほしい受講者は短時間の中でもさらさらと頭の中を見える化し、チームごとの“えんたくん”はそれぞれの
想いや創造によって個性豊かにコーディネートされていきました。
膝を付き合わせながらワークを進めたことで会話は深まり、ワーク終了後にも話は途絶えることなく
自然と笑顔の輪ができていました。…………・・・……………
~塩川さんからの贈る言葉~
「私たちは考えて選択することができます。ステージに合わせてどこで生きていこうか
これからも自分で決めることができるのです。
無いから仕方ないではなく、諦めず新しく創造することができれば道は開けます。
女性がここまで活躍できるようになったのは先人達が切り開いてきたおかげなのです。
まずは声に出して行動することが大切で、今日参加してくれたことも大きな一歩です。
富士市は新しいスタイルを創ることができる段階にあると思うので、今までの気づきや
これから出会ったことも全部活かして皆さんらしく新しいものを創ってほしいです。」ー明日話したくなる企業のとりくみー
cybozu サイボウズ(株)
『100人いたら100通りの働き方』を実現させ社員が自分らしく働くことを目指す。
ライフステージに合わせて働き方を選択できる制度をスタートさせ、育児や副業などの個人の事情に
合わせて勤務時間や場所を9分類から選べるようにした。また、生産性向上を目的に在宅勤務も可能。
退職後も安心してチャレンジができるよう最長6年間は復帰ができるような制度を作り
ルールのもと子連れ出勤も可能にした。
代表取締役の青野氏は「嘘はダメ。リアルなオフィスで仕事をする人が少ないので、
正直に対話することで信用を守っている」と静岡で開催された講演会で語った。
URL :https://cybozu.co.jp/********************
レポート後記
今回は4回目ということで活気と熱量を感じる瞬間が多く、受講した人の中には
「これをやりたいんだ!」と自身の心の奥に明確な決意を抱いて来た人もいたのではないかと
感じました。時代が変わろうとする中、女性の発信力にはより一層のエネルギーを感じます。
理想が当たり前になる社会を創れるのは今を生きる私たちであり、行動することで次の世代の働き方や
生き方を導けるかもしれないと塩川さんのお話を聞いて胸が熱くなりました。
働くことは生きる喜びでもあり暮らしを支え、街をも支えます。
“働き方”や“この街で働くこと”を考えることは、この街の持続可能性を考えることにも繋がるのでは
ないかと思います。今回のワークショップを通して、この街の未来を自分たちで創造することが
できれば毎日がもっと豊かになるんだと実感できました。*********************
講座終了後にいただいた感想の一部をご紹介します!!ご協力、ありがとうございました。
・動き出している人と出会えて刺激になった
・子育中の働き方を模索できた
・開業している人の話を聞けて参考になった
・同じ悩みを共有できた
・フリーランスに挑戦したい
・やりたいことを具体的に進められる会があれば参加したい会場をご提供くださいました、空間工房LOHAS(ロハス)さま
ありがとうございました。◆モクリエギャラリー mokurie gallery
URL:https://www.kobo-lohas.jp/moku-rie-gallery/
託児ルームは、今回もNPO法人母力向上委員会さんにご協力いただき、運営をすることができました。◆NPO法人母力向上委員会
URL:https://haharyoku.com -
富士このみスタイル2019【1.25/日帰り移住交流ツアー】レポート
2020.02.01
1月25日(土)富士このみスタイル 第2回日帰り移住交流ツアーが
静岡ガス(株)さま協力のもと、エネリアショール富士にて開催されました。今回のテーマは、
「先輩移住者と交流しよう!!」移住促進に向けて、地元食材を味わえるクッキングや小物づくり体験を通して
先輩移住者と交流を行いました今回ご参加いただいたのは、千葉県と愛知県にお住まいの二家族、計4名様です。
先輩移住者としてご参加いただいたのは、
平成29年6月に東京から、令和元年10月に埼玉県蕨市からそれぞれ越して来られた二家族です。《ツアープログラム》
【1】地元食材を使ったランチづくり
【2】先輩移住者とランチ&交流会
【3】記念の小物作り体験◆司会・進行◆
佐野かおり さん大阪府出身で結婚を機に富士市に移住。
NHK教育テレビの「いってみようやってみよう」のキャラクター「ぽっけ」役を担当。
現在は司会業を中心に家業の飲食店女将をしながらNPO法人母力向上委員会のハハラッチ事業にも
参画中。また、子どもの感性を伸ばす、わくわくコーディネーターとして溢れるエネルギーと心に届く
美声を武器に活躍の場を広げています。《かおりさんの移住エピソード》
・百均のお店が平家建で、広くて無料の駐車場があることにびっくりした。
・気候が安定していて落ち着いた雰囲気があり、都会とは違う暮らしやすさを実感した。
・富士山に月の光で影が差したり、夜でもその雄大な姿が見えたりするのは都会では味わえない
幸せだと感じている。…………・・・………………………・・・
この日の天気は晴れで、1月中旬にもかかわらず上着がいらないほど過ごしやすい気候に恵まれました。
会場のエネリアショールーム富士に入ると、スタッフの方々が笑顔で出迎えてくださいました。
案内された参加者は「今日は富士山が隠れていますね」「いろいろ聞かせてください」などと話し、
柔らかい雰囲気の中でツアーがスタートしました。司会のかおりさんから、神戸(ごうど)桑崎(かざき)本市場(もといちば)などの
富士市で独特の読み方をする漢字クイズが出題され、会場は盛り上がりました。…………・・・………………………・・・
【1】地元食材を使ったランチづくり
明るく清潔感にあふれた、最新のキッチンを堪能できるクッキングスタジオに移動。
こちらでは1ヶ月に10回程、料理教室が開催されているそうです。
▷▷2チームに分かれて調理スタート▷▷
~地元食材を使ったメニュー~
・富士山ゼリー
・コロコロ野菜のミルクスープ
・しらすとマッシュルームのピザ
各チームごと調理スタッフさんがサポートをしてくださったので、
会話を楽しみながらスムーズに調理が進みました。
参加者は、移住経験者とお鍋を覗き合いながら「普段はどこで買い物をしてますか」
「道路も駐車場も広いですね」「この、長谷川農園のマッシュルームは有名です」
「洗い物は私がやりますよー!」と料理が完成に近づくに連れて、心の距離も近づいていきました。オーブンからふんわり広がるピザの香ばしさ、ぷるんとカップから落ちた富士山ゼリーの色鮮やかさに
気分も高まりました。
完成後、託児ルームで過ごしていたお子様とも合流し、記念撮影をした頃には、
集合したばかりの時には見られなかった満面の笑顔が会場を包みました。…………・・・………………………・・・
【2】先輩移住者とランチ&交流会
会場に戻り、一緒に調理をしたチームごとにランチがスタートしました。
「富士市では寒天で作るサイダーかんが人気の給食メニューなんですよ」
「富士市の水は綺麗だと聞きました。野菜も新鮮そうですね」
と協力して作ったランチを食しながらゆったりと交流を深めました。▷▷ゲームコーナー▷▷
各テーブルにホワイトボードが配られ、2分間で共通点をたくさん探すゲームがスタートしました。
始めは戸惑いながらも「文系ですか?理系ですか?」「足のサイズは?」「好きな食べ物は?」と
様々な質問を投げかけ、2分後には「長女」「歌が好き」「トマト好き」「車を持っている」などの
共通点がたくさん見つかりました。かおりさんは「短時間で初めて出会った人と共通点を探すのは難しいですね。
移住して環境が変わり、子育てなど生活が変わるたびに新しい出会いがあります。
環境を築く際にコミュニケーションのヒントとして、相手と共通点を見つけることで
親近感を深く感じることができるそうです。
同じ姿勢で座ってみるなど体の使い方でも話しやすさが変わってきます。
環境が変わることを恐れずぜひチャレンジしてほしい」と参加者の背中を押すように語りました。▷▷移住者へ質問コーナー▷▷
先輩移住者が会場前方に座り、移住に関してざっくばらんな質問に答えていただきました。=移住を考えたきっかけは=
◎移住前は東京の新宿近辺に在住しており、子育てや家計面で現実味を感じられなかったため。
都内からも近い点が魅力的だった。
◎出勤時の満員電車にうんざりしており、もっと気楽に出勤したいと思った。電車に乗る際に
ベビーカーを嫌がられたりするなど、子育てしにくい環境が不安だった。=移住先として富士市はすぐ候補に上がったか=
◎夫の出身である京都と妻の出身である富士市の両方が候補に挙がった。
京都は、冬は寒くて夏は暑く住みにくいと感じたため気候が安定している富士市を選んだ。
◎海外や広島、長野など広範囲で検討した。沖縄には1カ月程住んだが物価が高く
食事も合わなかった。=富士市を選んだ決めて=
◎車が使える環境と子育てのしやすさ。
◎自然にあふれ、富士山やアルプス、海にも近くて伊豆にもすぐ行ける点。=富士市はどんなところか=
◎車があれば不便を感じずに穏やかに暮らせる。
◎大人目線でのレジャースポットは少ないが、子供目線では自然と触れ合える場所が多い。
◎自然に近い暮らしをしながら、街を楽しみたい時はすぐ都会に行ける。=住んでから印象が変わったこと=
◎保守的な人が多く、変わることへの抵抗感があるように思えた。
◎おしゃれな店はないと思っていたが、美味しいケーキ屋さんやおしゃれなカフェもあるので
開拓する楽しさがある。
◎車が必ずないと不便だが公園がどこでも綺麗に整備されているので安心だった。
◎製紙工場が多く、臭いが心配だったが特に気にならなかった。=富士市のおすすめポイント=
◎子供を遊ばせるためにいろんな場所へ連れて行けるので家族の繋がりが深まる。
◎都会と違いを探すのが難しいほど毎日がのびのびと充実している。東京では周りを気にしすぎ
てしまいストレスになっていたが、富士市での暮らしは電車ではなく車なのでプライベートな
空間が多くて安心できる。
◎年始に滋賀や宇都宮へ行ったが富士市が一番暖かく風がないと感じた。
◎首都圏と比べて、連休には渋滞エリアを抜けている地域なのでスムーズに行き帰りができる。=参加者から聞いておきたいこと=
Q, 星を見るおすすめの場所はどこですか?
A, 標高が高い、こどもの国や朝霧の方はより綺麗に見える!!
Q, 潮の香りやサビ、洗濯物が気になります。住むなら市役所より上の方が良いですか?
A, 街の中心や上の方では全く気になりません。工場の煙も制限が厳しくなっているので
心配なく過ごしています。
Q, 気になった方言はなんですか?
A, まめったい=細かいこと、かじる=背中をかく、だもんで=なので(接続詞)
参加者は富士市のイラストマップを広げながら、先輩移住者のリアルな体験談に対し笑顔で頷き、
「どこに住んだら楽しいかな」と富士市で暮らすイメージを膨らませていきました。…………・・・………………………・・・
【3】記念の小物作り体験
じっくりと交流を深めた後はお楽しみのワークショップです。
クッキング後に撮影した家族ごとの写真を印刷し、写真立てを作りました。
講師としてサポートしていただいたのは、
原 美奈子さん
富士市出身で現在は雑貨店に勤務しています。
文房具が好きで集めるようになり、写真立てやアルバム作りの楽しさを伝えているそうです。軽快な音楽が流れ、テーブルにはお菓子が置かれた中、ワークショップがスタートしました。
カラフルなマスキングテープや懐かしいキラキラとしたペンが並べられ小学5年生の参加者だけでなく、
大人も目を輝かせながら材料を選んでいました。
お子様を託児ルームに預けてご夫婦の時間を楽しんだり、
ご自宅に飾った時のことをイメージしてお揃いのデザインにしたりと、それぞれがこだわりを持ち、
作成する時間をもお土産にしているようでした。写真立てが完成すると参加者と移住経験者は嬉しそうに微笑みながら、互いの作品を見せ合い
1日を振り返りました。ツアーを通して、参加者は移住に関する不安や悩みを気軽に聞くことができ、
とても満足している様子でした。…………・・・………………………・・・
最後に家族ごとの記念撮影を行いツアーは無事終了しました。
遠路はるばるご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!********************
レポート後記
私自身、Uターンの移住でしたが引っ越す前には都会との比較や仕事面でいくつもの不安がありました。
今回のようなツアーに参加していればもっとワクワクした気持ちで、
もう一度富士市で暮らすことを決断できたような気がします。
暮らす場所を決めることは人生のターニングポイントにもなります。
現地に行かなければ分からなかったことや、実際に経験した人の話を聞くことでネットには載っていない
新たな発見もできます。この街を選んで良かったと思えるように、移住を考えた時には是非、
富士市の人と繋がる機会に足を運んでいただけたらと思うばかりの1日でした。*********************
会場を提供くださいました、静岡ガス(株)さま
ありがとうございました。
◆エネリアショールーム富士
URL :https://www.shizuokagas.co.jp/eneria/showroom/fuji.html/ -
真茶園様「マカロンジャポネ」好評販売中です!
2020.01.24
1月17日販売を開始した
創業200年の老舗茶屋 真茶園様のマカロン風高級抹茶どら焼き
「マカロンジャポネ」が好評発売中です!〈写真:真茶園様店頭で販売中のマカロンジャポネ〉
今年は新たに近年人気の「ほうじ茶」が登場!
キロ2万円の上質な抹茶をたっぷり練り込んだ生地に、
一番茶葉をぜいたくに使ったほうじ茶入りの
コクのあるフレッシュバタークリームをサンドしています。カカオ配合量60%のフェアトレード品フランス産オーガニックチョコチップ入り。
甘さ控えめなので、
普段スイーツをあまり召し上がらない方にもおすすめです。真茶園特製の“日本のマカロン”をぜひご賞味ください。
・‥‥……‥‥・‥‥……‥‥・
全6種のマカロンジャポネは、
コトリスラボのクリエイターチームが手がけた
新しいwebサイト「茶どラボ」で購入できます。「茶どラボ」では
真茶園の広報担当、マサアキと
謎の生物、ちゃどらぼくん、
そして利き茶日本一で生ける伝説のマサアキの父、
無理難題に燃える開発担当のコイズミの4人が
こだわりの抹茶どら焼きをご案内しています。くすっと笑える漫画も掲載中。
ぜひご覧ください!
●茶どラボ
https://chadolab.com -
木目込み人形の美也比様「焼津マップと新webサイト」ができました!
2020.01.23
焼津市の趣味の店・木目込み人形の美也比さんの
観光マップ「よりみち焼津スポット」と新しいwebサイトができました!─…─…─…─…─…
◎木目込み人形とは
木や桐塑(とうそ:桐の粉末に糊を混ぜたもの)で作った胴体に溝を彫り、
その溝に布生地を押し込んで衣装を着ているように仕立てた人形。布を押し込む動作を「木目込む(決め込む)」ということから、
木目込み人形と呼ばれるようになりました。─…─…─…─…─…
美也比さんと焼津だるまづくり体験の紹介と、
お店から徒歩または自転車で行ける、
おすすめのお店
(寿司屋・呉服屋・水産加工品販売店・お菓子屋・ベーグル屋・旅館の食事処)と
観光施設
(焼津神社・親水公園・博物館)計9か所を掲載しています。マップは美也比さんと掲載店舗のほか、
焼津駅前の焼津市観光協会にも置いてあります。焼津にお越しの際は、
ぜひマップを片手に魅力あふれる各スポットを巡ってみてください!新しいwebサイトでは、
各種木目込み人形や幸せ地蔵様、制作・体験教室のご案内もしています。◇新webサイト
静岡県焼津市 木目込み人形の美也比(みやび)
https://kimekomi-miyabi.com・‥‥……‥‥・‥‥……‥‥・
《スタッフ&クリエイターで焼津だるまづくり体験をしてきました!》
焼津と縁の深い、だるまの木目込み人形「焼津だるま」の制作体験をしてきました。
(右奥の女性が店主で人形作家の中島直子さん)〈写真上:きめ込む前のだるまさん。まゆげは2~3色から選べます〉
焼津名物「魚河岸シャツ」他たくさんの布の中から生地を選び、
溝にボンドを入れてからヘラで布をきめこんでいきます。〈写真上:布をきめ込んだ状態。
余分な布はハサミでカットして、少しはみ出た布もきめ込んでいきます〉黙々と作業を続けて約2時間後、
カラフルな焼津だるまが完成!〈写真上:作り手の個性が存分に表れただるまたち〉
自分好みのデザインに仕上げられるのが魅力の焼津だるま。
ご利益があるのはもちろん、
お部屋のアクセントにもなるおしゃれなだるまです。〈写真上:早速ラボに飾ってみました〉
観光とセットで、ご友人やご家族と一緒に体験してみませんか?
小学生から受け付けています。
(料金はおひとり税込2,800円)ご予約は電話またはwebサイトの問い合わせフォームからどうぞ。
◇TEL:054-628-9015
受付時間 10:00~16:00◇問い合わせフォーム
https://kimekomi-miyabi.com/contact -
富士このみスタイル2019第3回【1.15/ワークショップ&交流会】レポート
2020.01.20
2019年度 富士このみスタイル第3回ワークショップ
お招きしたのは、株式会社 THRIVE 代表取締役 村松圭子 さん
どんな自分でありたいかを考え、
自分らしく一歩踏み出すために心の声と正直に向き合うワークを行いました。《富士このみスタイルが目指すワークシェアってなんだろう?》
ワークシェアとは、個人の生活スタイルに合わせた多様性のある新しい働き方で、
それぞれのスキルや特性を持った仲間と仕事をシェアして働くことです。富士このみスタイルでは、仕事をしたい人と企業を繋ぐだけでなく、
交流会やセミナーを通したスキル向上をお手伝いしていきます。
また、地域で社会的な挑戦をしていきたい人を支える仕組みとして、
さらに一歩進んだ東部初のクラウドソーシャルソーシングを起こしていきたいと考えています。◆講師紹介◆
株式会社 THRIVE 代表取締役
村松 圭子 さん
エグゼクティブコーチ/システムコーチ/元ラクロス日本代表
2006年(株)リンクアンドモチベーションに就職。
新卒採用領域におけるコンサルタントとして勤務。
旦那さまの転勤で香港とロンドンへ駐在。駐在中、2児の子育てをしながらコーチングを学び、
その後プロコーチとしてセッションやワークショップを各国で展開。7年間の海外生活を経て、
2017年に帰国。現在はリーダーシップコーチ、システムコーチ、パーソナルコーチとして活躍中。《村松圭子さんのストーリー》
新卒で第一志望の企業に就職したのち、2年半で会社員生活を終えました。
この時に「なんて弱い人間なんだろう」と、継続できない自分を情けなく思ったそうです。
26歳での妊娠・結婚は想定外だったそうで、子育てをしながら再就職した3ヶ月後には旦那さまの
転勤が決まりました。
退職後すぐに、香港での生活が始まりましたが「私のキャリアってなんだろう」と
友人の出世や留学を素直に喜べない時期もあったそうです。ヘルパーさんを雇ったことで「やりたいことって何だろう」
「人への好奇心を仕事に活かしたい!」と考える余裕ができ、
15万円の自己投資をしてコーチングを学びました。
他人と比べたり、経験や知識不足による不安で悩んだこともあったそうですが
「日本人のリーダーシップに火をつける、遊び心のあるパイオニアになろう!」
と決意し現在も活躍の場を広げ続けています。《コーチングってなんだろう?》
対話を通じてその人が本当にやりたいこと、組織が求めていることを引き出し、
その人や組織が自身を理解していくために必要なステップを一緒に考えること。
目的に添えるようにプロセスを応援していくこと。受講者は市外から移住した人、市内に住む人などそれぞれ熱い思いを抱える24名の女性たちです。
お子様を託児所にあずけて参加している方や 「講師の村松さんに会いに来ました!」と
目をキラキラ輝かせている方もいました。
プロから学ぶ高揚感と緊張で会場はキリっと引き締まるような雰囲気でした。
受講者は、机の上に並べられたカラフルなペンや付箋にワクワクしつつ、
スタイリッシュで洗練された言葉が連なる資料に目を落としていました。
講師の村松圭子さんが登場すると「わー!」と歓声が湧き上がり、大きな拍手で会場は一気に
華やかになりました。…………・・・………………………・・・
オープニングで講師の村松圭子さんは「みなさん、ようこそ!先生と呼ばれるのは嫌なので、
名前で呼んでほしい!皆さん自身と出会って一緒に学んでいきたいです」と語りました。
(以後、圭子さんと記載します)ウォーミングアップでは、受講者は起立してペアになり、呼ばれたい名前、今の気持ちを一言で
伝え合いました。圭子さんが「はい、どうぞ!」とスタートの合図をすると、名札に手を添えながら
ハキハキと話し始め、積極的にアイコンタクトをとりながら動き回っていました。
はにかんだ笑顔が溢れ、会場はこの日の天気のようにポカポカと温まりました。▷▷ワークスタート▷▷
ワークのゴール:自分の軸を言語化する
自分が陥りやすいパターン(ダークサイド)を知る=グランドルール(この場に設定するルール)=
★まずやってみる!
ー完璧に伝えられなくても大丈夫。いつでもアップデートできる。
★みんな違って良い!
ーわたしなんてと思わずに。正しい、間違いなんてありません。
★直感もリソース!
ービビットしたひらめきも 大事です。【ワーク①】
自分の価値観を選ぼう!
・あなたが今の人生で大事にしたい価値観(キーワード)を3つあげる
・ポストイットに書く(1枚につき1ワード)
・仲間に端的に伝える*POINT*
・文章ではなくワンワードで書く
・じっくり考える必要はなく、パッと閃いた言葉でも良い
・今の自分に響く言葉を選ぶ受講者たちは、テーブルの中央に置かれたポストイットを使って「どれを選べば良いか分からない」
「考えたことなかった!」と迷いながらも短い時間で自分と向き合っていました。
共有の際には「なぜその言葉に惹かれたのか」とエネルギーを感じさせるような明るいトーンで
話していました。圭子さんは「選んだ言葉はいつだって変えられる!自分が大事にしたい価値観は選べるということを
覚えておいてほしいです。自分の軸は人生の目的なので、到達してしまう目標とは違います。
共に沿って生きていく、人生の羅針盤なのです」と語りました。…………・・・……………
【ワーク①ー2】
自分の軸を言語化しよう!
・「私は〇〇する⬜︎⬜︎⬜︎です」に当てはめる
(例)私は人をほっこりさせる太陽です/私は背中をポンと押す大きな愛の木です
・仲間に相談する*POINT*
・“〇〇する”は行動。どんな影響を周囲に与えたいか(家族、社会)
・“⬜︎⬜︎です”はあり方。どんな自分でありたいか(何かに喩えても良い)
・言語化できない部分は仲間に手伝ってもらう自分を抽象的に表現することは深く自己を知らなければ難しい作業です。 受講者は配られたA4用紙に、
自分の心を見える化するように価値観やイメージを書いていきました。
「もっとあなたらしい言葉がありそう」「私にその発想はなかった」と身を乗り出して
お互いの心を共有し合い、深く掘り下げていきました。圭子さんは「キレイな言葉でなくても良いんです!今は言語化に不安があっても
ここをスタート地点にして今後クリアになっていければ良い。
家族や仕事など、日常に落とし込んだ時にどういう自分でありたいのかを考えてほしい。
自分の軸は今後、何をしていきたいのかを見つけるコアな部分になっていくので、大切にしてほしい」
と受講者を勇気づけました。…………・・・……………
【ワーク②】
自分が陥りやすいパターンを知ろう!
・4つの心の声に当てはめてみる
・具体的にシーンやセリフを思い出す
・心の奥にはどのような自分の願いがあるのかを知るー覚えておきたい心理学用語ー
◎コンフォートゾーン=居心地が良い場所
◎ストレッチゾーン=踏み出した場所《コンフォートゾーンから一歩踏み出す時に存在する4つの心の声》
「1.誰も私を理解してくれない」
「2.自分には能力がない」
「3.私には価値がない」
「4.あの人の方が幸せ、人気、うまくいってる」*POINT*
・自分の恐れを知ることで心が磨かれる
・誰でもある感情だと理解する
・どの声が一番湧き上がってくるのかを知ることが大事会場の床に「4つの心の声」を書いた紙が、テープで仕切られた4つの枠に1枚ずつ置かれました。
受講者は自分に当てはまる声はどれだろうかと心に問いながら枠を巡り、
最終的にひとつの声の部分に立ちました。
圭子さんは「心の島を旅してみてください」と会場を和ませました。
受講者は普段、他の人には表現しないような深いテーマに対し「昔のことでも良いですか」
「グサッと突き刺さりますね」と自身の胸に手を当てて過去を振り返っているようでした。…………・・・……………
【ワーク②ー2】
心の支配から解き放たれよう!
・サボタージュを知る
・自分の中で聞こえるセリフを知る
・心の奥に秘められた願いを発見する
・どのように対処するかを共有するー覚えておきたい心理学用語ー
◎サボタージュ=自分の変化を妨げる恐れに支配された声
(例)「どうせ下手だし」「この歳になって遅いし」「誰がなんて言うか分からないし」*POINT*
・まずは自分の声に気づくことから始める
・“どの声に支配させるか”は自分でコントロールできる
・どの視点で自分を見るかで変わることができる…………・・・……………
心をさらけ出すテーマを一緒に乗り越えた受講者は互いに心の距離が近くなり、
仲間が言語化した心の声に対し丁寧に肯定していきました。
「伝わってよかった」「分かってもらえて嬉しい」と心を通わせる瞬間が多く見られ、
受講者一人ひとりにパワーが溢れていました。【まとめ】
・全ての心の声は“自分らしさ”だが、 違いは恐れに支配されている“自分らしさ”なのかどうか
・支配された心の声のボリュームを下げること
・わたしは可能性にあふれる存在だと思うこと
・どの視点を持つかは自分で選べること~圭子さんからの贈る言葉~
「私もまだまだサボタージュだらけです。しかし、自分は未知であり、未完の大木であると言い聞かせて
挑戦をやめずにここまで来ることができました。シャンパンタワーの法則を心に留めておいてほしいです。
自分以外からではなく、ぜひ自分へと最初にシャンパンを注ぐことで家族、友人、仕事へと
循環させていきましょう!!」ー覚えておきたい心理学用語ー
◎シャンパンタワーの法則=マツダミヒロさんが提唱する考え方。
シャンパンタワーをピラミッド状に積み上げて1番上のグラスを「自分自身」と見立てる。
2段目を「家族(身近な人たち)」3段目を「友達」4段目を「仕事仲間やお客様」などと見立てていく。
自分の心のグラスを満たし、その溢れたエネルギーで家族を満たし、その次に友達、仕事仲間やお客様と
順番に満たしていくことが必要だということ。♫午後にはお弁当を食しながらお子様も一緒に交流タイム♫
◆輝きキッチンさん
~心と身体にやさしいお弁当~
保存料、添加物、白砂糖を一切使わない完全予約制のお弁当屋さん
毎回、地元の食材を活かした彩り豊かなお弁当をありがとうございます。*********************
レポート後記
日常生活の中で自分のことを言語化する機会はほとんど無く、
いざ言葉にしようと試みても感情が混乱してとても困難です。
ワークショップに2回、3回参加している受講者の方々は、そのたびに自分と向き合って
きたからか、ステップアップしているようでサクサクと言葉にできていたように感じました。
また、講師の村松圭子さんの共感力とパワフルで親しみやすいオーラに圧倒されながら、
受講者の気持ちを高めるような話し方や、受講者の方々を自然と高度な思考に引っ張っていくような
プログラムに感銘を受けました。
今回のワークショップでは、“自分らしさ”を知り自分の可能性を信じてこそ、
仲間の多様性を受け入れることができ、社会と良好に関わることができるのではないかと感じました。
そして、“自分らしさ”を理解することがこの先のワークシェアの普及には不可欠だと改めて学びました。*********************
講座終了後にいただいた感想の一部をご紹介します!!ご協力、ありがとうございました。
・参考になるワードがたくさん出てきた。また振り返ってやってみたい。
・前向きにアウトプットできて、自分が目指したいものが見えた。
・今自分が知りたいと思っていたことが学べた。
・普段は関わらない人と情報共有できた。
・悩んでいる方が多く、自分だけではないのだと分かって良かった。広々とした託児所では、富士宮・富士市で多くの信頼と実績を持つNPO法人母力向上委員会さんに
ご協力いただき、運営をすることができました。◆NPO法人母力向上委員会
URL:https://haharyoku.com