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  • 富士このみスタイルワークシェア&スキルアップセミナー2020第3回【12.17/『復職・就職・起業・副業前に知っておきたいお金のはなし』レポート】

    2020.12.25

    2020 年 12 月 17 日(木)、
    さくら税理士法人所属税理士でコトリスラボ創業アドバイザーの高林ゆか先生と、
    夢を叶えるために、会社員からフリーランスになられたデザイナーの栗田舞子さんをお迎えして、
    【前半】起業、復職、就職、副業時に必要なお金の知識を高林さんから学び
    【後半】対談形式で栗田さんの体験談をお聞きしました。

    参加者は、富士市に移住されてきた方を含む女性 13 名です。

    本題に入る前に、参加される皆さんに高林先生、栗田さん、ビズホープ代表の寺田が加わり
    4 グループに分かれてのアイスブレイクタイムが設けられました。

    お題は「年末年始の過ごし方」です。
    富士市に移住してきた方が多いため、いつもは実家に帰省しているけれど(コロナ禍で帰らない)…
    という声が何人もの方から寄せられました。

    なるべく外出をせずに、家族でボードゲームをしたりお子さまと家で楽しい時間を過ごしたいと
    考えている方が多かったです。
    今年はコロナ禍で確定申告が例年通りに進むのかわからず不安なので、年末年始の休みを利用して
    早めに準備をしておきたいという声もあがりました。
    余った時間を利用して参加動機を発表したグループもありました。

    【講義前半】お金のはなし
    人として生きていくために、なくてはならない大事なお金。
    メインとなる生活のお金の他に、余力で自分を高めたり、教育のために使ったりするお金も必要に
    なってきます。
    起業前の方にアンケートをとると、共通して「起業したいけれど、損はしたくない」と
    おっしゃいます。もちろんリスクも視野に含めてリターンを得ることで初めて仕事が成り立つ
    のですが、できるだけリスクを減らしたほうが自分にとって痛手は少ない。
    ではどうしたら損をしないで お金を管理していけるかという話に移っていきます。

    ●お金の出処をはっきりさせておく
    【ポイント 1】 事業用の口座を作り、個人用の通帳からお金を引っ越す。
    通帳を介することで記録が残る、初期投資の額がわかりやすくなるなどの効果があります。
    何に使ったお金か忘れないように、内容を通帳に直接メモしておくと時間を損しないで済みます。

    【ポイント 2】 借入は借主をはっきりさせておく。
    夫や親など、他の人から応援してもらう場合、借りるという意思表示をきちんとする。
    「〇〇に必要だから、〇〇円借ります。〇年〇月までに返します」など、
    しっかりとした金銭消費貸借契約書でなくても、簡単な書類に内容をまとめるだけでも大丈夫です。
    そして、身内に応援してもらう場合であれば、計画通りうまくいかない可能性があることも
    伝えておきます。「借りたら返す」は鉄則ですが、必ず成功することばかりではないのが仕事。
    「損しても良い範囲」をあら かじめ自分で決めておくことが大切です。

    【ポイント 3】 生活用と仕事用、別々の財布を使って管理する。
    現金を管理する際、生活のお金と仕事のお金が一緒になってしまいがち。
    「記録がないので経費にできない」とならないように、その都度記録をとるようにしましょう。
    生活用と仕事用のものを一緒に買ってしまった場合には、レシートごとに仕事分だけマーカーを引く
    など区別して集計する。レシートがもらえない場合には、メモに「いつ、何処で、何を、いくらで」
    と書き残します。

    【まとめ】大切なのは、「他人が見てわかること」
    自分がわかっているだけでは証拠になりません。現金の動きは記録をとらなければ、自分以外の誰にも
    わからないのです。家計簿程度でも、記録や領収書・請求書を残しましょう。

    〖ステップアップ〗 集計したものの結果を見る
    集計することで、儲かっているか・いないのかを把握できます。
    個人事業の場合、本人への給与は経費になりません。儲かったお金から自分の人件費が出せるか、
    仕事をした分が返ってくる仕組みづくりができているのかを集計から把握できます。

    ◎お金の管理とは、自分の仕事を見つめ直す大事な作業
    管理がキチンとできていれば、次の年も仕事としてやっていけます。

    ●手続きのはなし
    専業主婦の方、働いている方。置かれている環境は人それぞれです。
    どの程度仕事をするのか?どの程度収入を得られるのか?
    シュミレーションをしつつ、自分の置かれている環境を再確認しましょう。

    <夫の扶養を外れない範囲で働きたい専業主婦の方>
    ■知っておくべき 2つの壁
    ①103 万円の壁(税金の壁)
    【妻】所得税が課税→夫の会社の家族手当がなくなる場合もある
    【夫】配偶者控除がなくなる→収入に応じた段階的な「配偶者特別控除」になる
    ②130 万円の壁(社会保険の壁)
    【妻】自分で国民健康保険と国民年金を納める
    【夫】配偶者特別控除は 201.6万でなくなる→税金が増えて手取り給料が減る

    パートの収入と所得税、住民税、社会保険、夫の社会保険の扶養家族適用の関係を表を使って
    説明していただきました。
    負担ばかりで大変だと思ってしまいますが、税金がなくなると困ってしまうのは私たちの
    当たり前の生活です。
    税金があるからこそ、水道をひねったら水も出ますし、泥棒が入ったら警察が来てくれます。
    「みんなで使うものを、みんなで負担しあうのが税金です」と高林先生。
    税金とは、社会の会費みたいなものだと表現されていました。

    <働いている方(副業について)>
    副業を始める前に、会社に確認をしましょう。副業 NO の会社が一般的なのが実情です。
    マイナンバーで副業が発覚し、会社からペナルティを受けることもあります。
    自分の夢や、やってみたいことがあれば会社に相談して理解してもらいましょう。
    ただし、本業には影響の出ないように。 給与をもらっている方で、その他の所得の合計が20万円を
    超える場合は税務署に申告をしましょう。20万円を超えない場合でも住民税の申告が必要な場合が
    あります。自分の住んでいる市区町村のHP等で確認しましょう。

    ■青色申告?白色申告?(確定申告)
    ①初年度から黒字が無理という人…青色申告がおすすめ
    ・電子申告すると65万円まで控除ができる
    (決まりに沿った帳面付けや電子申告などの要件を満たすことが必要)
    ・赤字を 3 年間繰り越せる・開業届けを出す際に申告する
    ②簡単な帳簿で良い人、開業届を出さないで申告している人…白色申告
    ・簡単な帳簿でOK
    ・65 万円の控除や赤字の繰り越しはなく、1 年ごとに税金を計算する
    ・簡単だがメリットは少ない

    *20万円~30万円の売上が出るようになったり、利益が出るようなら
    届け出をしておくことをお勧めします

    ◎おすすめはメリットが大きい青色申告
    悩んだ時には、税務署の税理士や商工会の指導員など数字の専門家に相談を。
    無料相談も実施しています。
    <困ったときに参考するといいサイト>
    ・国税庁「タックスアンサー」(よくある税の質問)
    ・国税庁ホームページ「配偶者特別控除」

    *わかりやすく解説している税理士さんのサイトもあるので、
    検索して自分が理解しやすいページで勉強してみましょう

    ●情熱を忘れない
    「何のためにこの仕事を選んだのか」
    最初の気持ちを忘れない限り、どんな困難にも立ち向える
    【仕事】とは、受けた以上完成しなければできたことにならない。そこに対し責任を取れるかが重要。
    【夢を叶えられる人】とは、自己満足にならず、周りに迷惑をかけないように常に考えて行動が
    できる人。家族にも一言アナウンスしておくといい。

    ◎情熱を忘れずに、自分の可能性を信じてチャレンジしていくことが夢の実現につながる

    ・‥‥……‥‥・‥‥……‥‥・・‥‥

    【後半】栗田舞子さんのお話
    2018年3月に個人事業主として起業した栗田さんは、WEBサイトや動画、デザインなどの制作や
    SNS配信ディレクションもされていらっしゃいます。

    ◎開業時必要だったもの
    ・身分証明書(免許証など)・マイナンバーカード(通知カードでもOK)・印鑑
    この 3つを持って税務署へ

    ◎開業後、必要になったもの(栗田さんの場合)
    パソコン、プリンタ、名刺、印鑑、メールアドレス、個人事業主用口座、
    写真付きマイナンバーカード、確定申告用ソフト、見積・請求書用ソフト、クレジットカードなど
    その他:パソコンデスクと椅子、ホームページ、実印・印鑑証明、封筒、切手、プリント用紙、
    書類送付用ハンコなどの事務用品
    *職種によって変わりますので、ご参考までに

    ◎開業後の講習
    税務署に開業届を出すと、 無料講習のお知らせなどが郵送で届くようになりました。
    栗田さんはそれらの講習に参加して、分からないことを税務署の職員さんに直接質問して解決して
    きました。白色の確定申告書類の書き方を教わり減価償却の計算方法の資料もいただけたそうです。
    青色申告用の講習もあるので積極的に活用してくださいとアドバイスをいただきました。

    ◎栗田さんが困ったこと
    【確定申告ソフトは使いやすいものを】
    青色申告には確定申告ソフト(会計ソフト)がないと大変だと思います。ソフトは使用感、年間費用、
    バックアップがとれるか、オンラインで使えるのか、スマホ対応しているのかなどメーカーによって
    特徴が異なります。
    使用感の合わないソフトはストレスがかかりますし、だからといってソフトの覚え直しも面倒です。
    無料体験期間で必ずチェックをして早い段階で使いやすい確定申告ソフトを決めましょう。
    【クレジットカードは開業前に作っておくと安心】
    フリーランスになってしまうと、クレジットカードが作れなくなってしまったり、
    分割払いができなくなったりすることもありますのでご注意ください。
    【開業後は、家族の社会保険の扶養に入れないことも】
    保険組合によってはフリーランスとして開業届を出している場合や初年度の確定申告後でないと
    扶養に入れない場合があります。その場合、税金や保険料の負担が大きくなってしまいます。
    各保険組合に事前に確認してください

    《参加者からの質問①》現在使っている確定申告ソフト以外のものを人に勧められた。
    やりやすいおススメのソフトがあれば教えてほしい。
    《回答》すでに使われているのならばそのままでも。途中で変更するのはソフトが連動していない
    ため最初からやり直しになってしまうので大変です。
    事務局から補足 【確定申告ソフト(会計ソフト)例】 フリーランスでは無料のオンラインソフトを
    使われている方もいらっしゃいます。

    《参加者からの質問②》 書類はどのように管理していますか
    《回答》 基本的にはクレジットカード決済。印刷したものを月毎にファイリングしています。
    仕事の領収書は青色申告の場合は7年、(※前々年分所得が300万円以下の方は5年)の保存が義務。
    →詳しくは(国税庁HP)
    https://www.nta.go.jp/…/pamph/koho/kurashi/html/01_2.htm
    報告が終わったらプラスチックのファイルに入れて保存しています。(栗田さん)
    (高林先生から補足)
    「税務署へは確定申告は電子申請もできるが、最後に印刷をして紙ベースでとっておいてください。
    データ保管ができていればよいのですが、データ保管ができていない場合、
    再度の出し直しが難しいので、きちんと保管しましょう」

    ◎フリーランスの仕事の流れ
    ①打ち合わせ→②見積り→③契約・発注→④納品→⑤請求・支払い
    ①お客様の情報・仕事の仕様・納期・担当箇所(グループの場合)などをヒアリング
    ②仕様に合わせた見積書を提出【事前に料金が決まっていない場合は自分で設定する。
    どれくらい時間がかかるのか、同じ仕事の相場はいくらなのかしっかり調べる】
    ③仕事によっては発注書を発行していただいたり、お互いの契約書を交わす
    ④制作物を提出し、修正の後、OK がいただけたら納品
    ⑤見積書と同額(仕様変更があった場合は先方に確認)の請求書をお送りする。
    【必ず後日入金 の確認を忘れずに!】
    *企業によっては月末締の翌月末払いなど規定がありますので、
    確認をして支払い期限を設定しましょう。

    ◎栗田さんがグループワークで気を付けていること
    グループだからこそ気を付けないといけないことがある。
    ・納期は必ず守ること「報(告)・連(絡)・相(談)」は早めに
    →困ったことがあったら、一人でかかえこまずに相談
    ・難しい仕事は一旦持ち帰る
    →すぐに無理!と諦めないで、方法を考える。できないことを「できる!」と言ってしまっても
    迷惑になるので、一旦持ち帰り、よく調べてお返事しています。
    ・チームメンバーへのリスペクトを忘れない
    →みなさんプロフェッショナル。とても勉強になります。
    ・チーム内で盛り上がりすぎない
    →お客様あってのお仕事、お客様の気持ちに寄り添い、お困りごとが無いか、
    お客様に神経を集中するようにしています。

    ◎会社員時代と起業後のお金の管理グラフの変化
    これまでの生活費、貯金、税金以外に、仕事で使用するパソコン・ネット代・
    電気代(家事按分→働いた時間割で計算)ソフトウェア・事務用品などの経費が加わってくることが
    わかりました。
    (高林先生から補足)
    「経費として計上するにあたり、仕事した時間を記録しておくこと。
    根拠が示せると確実なものになります。電気のメーターを見て集計をとっている几帳面な方も
    いらっしゃいます」

    ◎最後にお二人から心強いメッセージをいただきました

    最初は、お金になるかどうか心配だと思います。フリーランスは楽ではないです。
    プライベートな時間はほぼなくなるけれどやりがいはあります。
    お客様に直接感謝されるし、自分の仕事が表に出る喜びがあります。
    よくも悪くも濃い時間、フリーランスになってよかったです。(栗田さん)

    この先、仕事を始めようと思ったときに理解があるのとないのとでは新しいことへの進め方が
    違ってくると思います。コロナ禍の中で事業者さんの環境が大きく変わってきています。
    生活の変化もあったと思いますが、その中でも思いがあってコロナ禍でも事業を始めようという方も
    いらっしゃいます。 自分のためでも人のためでもあるのでやりたい、と意思表示をきちんとすることで
    事業を仕事として進めていける。趣味ではなくて仕事でやっている人と見られたときが、事業者として
    成り立ったときだと思います。皆様の夢の設計にお役立ていただけたらと思います。(高林先生)

    受講生からの感想をご紹介します
    ・これからパートを始めようと思っていたのでとても役立ちそうです。
    ・扶養内にするかどうか悩んでいたのでわかりやすい表での説明は大変助かりました。
    ・実際に起業された方の苦労した点、気を付けていることなどのお話を聞くことができて、
    とても良かったです。
    ・為になる内容で、とても参考になりました。
    ・実際にフリーランスになられてよかったというお言葉を聞くことが出来てポンと背中を
    押してもらえたような気がします。

    お金に関する不安がある、これからお仕事や起業をしたいと考えられて参加された皆様も
    今回お話を聞くことでわからなかったことがクリアになって不安を取り除くことができたり、
    これからのビジョンについて前向きに考えられるようになったのではないかと思います。

    高林先生、栗田さん、貴重なお話をありがとうございました。

  • 富士このみスタイルワークシェア&スキルアップセミナー2020第2回【12.2/『オンラインでの学びスキルを磨こう』レポート】

    2020.12.10

    2020年12月2日(水)、富士このみスタイル スキルアップセミナー第2回
    「オンラインでの学びスキルを磨こう」をオンラインで開催しました。

    講師は女性のためのオンラインスクール「育休スクラ」を立ち上げ、在宅・オンライン・
    両立生活の中で女性のキャリア開発やスキルアップのための教育事業を運営する
    株式会社NOKIOO取締役の小田木朝子さんです。

    参加者は移住者を含めた富士市在住の女性13名でした。

    冒頭、富士市役所の山田さんから富士市移住促進の取り組みと「富士このみスタイル」の紹介があり、
    今回のスキルアップセミナーの位置づけを確認しました。

    「市としてはワークシェアという働き方を提案することで、移住や子育てにより仕事を離れた方たちの
    『短時間でもいいので働きたい』『子供と一緒に仕事ができる場所がほしい』
    『キャリアを活かしたい』という希望をかなえたいと考えています。

    4回のセミナーを通してワークシェアのことを身近に感じていただいたり、スキルアップにつながる
    ヒントを得られたりするよう進めています。
    今回は「オンラインでの学びスキルを磨こう」というテーマで、時代が急速に変化する中で
    『オンライン』の可能性を感じていただくほか、オンラインを効果的に仕事に生かすためにどのような
    思考マインドが必要かなどをお話いただきます。
    実際にワークシェアを体験していただく【お試しワークシェア体験】もスタートしています」

    ・‥‥……‥‥・‥‥……‥‥・・‥‥

    浜松市のご自宅から登壇された小田木さんの自己紹介からはじまりました。

    「浜松市の株式会社NOKIOOという会社で、教育や人材育成に関わる事業の役員をしています。
    組織の中で個人がやりがいをもって楽しみながら仕事をして、組織全体もハッピーになるような
    取り組みをしています」

    「今みなさんは、企業の中で働いている・いないに関わらず、仕事をするのは好きですか?
    働いている自分って好きですか?」と問いかけた小田木さん。

    「私は仕事をすることが大好きです。会社員であるないは関係ないと思います」

    「仕事が人生の中で苦行ではつまらないですよね。自分が納得できる仕事のある人生を送れている、
    家族も自分も大事だけれど、仕事があったからますます豊かになったと言える人が増えていくといいな
    と感じていて、そこに貢献することが仕事だと思っています」とお話くださいました。

    ◆小田木さんのVoicy(ボイシ―)
    《今日のワタシに効く両立サプリ》
    小田木さんはVoicy(ボイシ―)という最近話題のボイスメディアを使って両立期の仕事がもっと
    楽しくなる知恵とヒントをお話しするチャンネル「今日のワタシに効く両立サプリ」を
    平日毎朝配信しています。
    「今日の講座を聞いて興味をもっていただけたら聞いてみてください」と小田木さん。

    ヘビーリスナーの寺田は「すごくおすすめです!平日、毎朝4時~5時に配信している小田木さんの
    胆力と継続して学ぶ姿勢が素晴らしいです。今日の講座で小田木さんから何かエッセンスを抜きとる
    くらいの野心をもって参加してもらえると、実りのある時間になると思います」と紹介しました。

    ・‥‥……‥‥・‥‥……‥‥・・‥‥

    ◆チャットを使ってウォーミングアップ
    チャットを活用して楽しく進めましょうということで、小田木さんから2つ質問をなげかけて
    いただき、みなさんからチャットで回答をいただきました。

    Q. 今日のコンディションは?
    A. 絶好調!/Good です/寒いですね など

    Q. 今日参加した理由は? 何を期待して参加しましたか?
    A. ・何か新しいことを始めるきっかけになればと思って
    ・再就職したくてオンラインを活用できるようになりたくて
    ・ハンドメイドのワークショップを富士このみスタイルをきっかけに始めましたがコロナ渦で
    難しくなったので、オンラインの活用方法について聞きたい など

    ・‥‥……‥‥・‥‥……‥‥・・‥‥

    ◆小田木さんのご経験から
    まずは、今日の内容に通じる話として、小田木さんご自身の経験をお話しくださいました。
    「10年前に長女を出産。子どもも家族も自分も、仕事も大事だと思っていて、ずっと続けて
    いきたいと思っていました。それまでは残業ありきで時間をかけて、一人で抱えて仕事をする仕方で
    ずっと働いていました。しかし、子どもが生まれてからは物理的な仕事時間は短くなるのに、
    当時は時間で片づける方法しか知らなかったので、復帰後も同じように働いていました。
    すると時間がもっと必要になり、自分がハンディキャップを負ったような気分になり、
    仕事がどんどん楽しくなくなり、何のために働いているのかわからなくなる状態に陥りました」

    「今はなぜそうなったのかが冷静にわかります。時間をかけ一人で抱えて何とかするという
    仕事のやり方が良くなかったし、今マネジメントの立場に立ってわかるのが、そういった働き方は
    個人だけでなくチームの成果にとっても良くないということです」

    「今、私自身は時間で何とか片づけるというやり方でなく、楽しく働けている感覚に戻っていますが、
    こうなるまでに4~5年かかっています。
    でも、こういった働き方に変えていくのは挫折と気合と根性が必要なわけではなく、知っていれば
    誰もができる再現性のあるノウハウだと思ったんです。
    ですので、誰でもそういった知識や情報を得られる仕組みにすればいい、そういったサービスが
    あったらいいと思い、今は育休中の人のための『育休スクラ』や企業研修などで貢献していきたいと
    思っています」

    この後小田木さんの経験から
    「気合と根性に依存せずに自分らしくあるために、何を知っておいたらいいのか」
    ということをオンラインという環境と紐づけてお伝えいただきました。

    ・‥‥……‥‥・‥‥……‥‥・・‥‥

    【なぜ今「オンライン」?~あなたにとってオンラインが持つ可能性~】

    ◆考えるワーク ①
    Q. あなたにとってのオンラインの可能性とは?
    A. 新しいビジネスと教育への可能性/遠くに住む人ともすぐにつながれる/
    AIが超えてくる知能で出来ない共感性/地域差や障害に関係なく働ける/
    コロナ渦で人と接しにくい中でもコミュニケーションが取れる/
    どこにいても、いろんな方とつながれる/個性が活かせる/世界中とつながる・視野が広がる/
    時間を有限活用できる(チャットより)

    「いろいろな可能性がありますね。いろいろなニーズをオンラインという選択肢が広がったことで、
    あきらめずに実現できるのではないかと思います」と小田木さん。

    ◆考えるワーク ②
    Q. コロナを契機に、働き方やキャリアの築き方はどう変わりましたか?
    小田木さんの考えをお話しいただきました。

    ①個人も企業も働き方の格差が広がる
    ●個人
    オンラインというツールの可能性をきちんと認識できていて、経験値を重ねオンラインで
    のやりとりを臆さずできる人と、とどまる人との成長の格差がますます広がっていく。
    ●企業
    オンラインに対応できる会社とそうでない会社の格差が広がっていく。
    私の場合コロナ後、オンラインでのミーティングを導入する取引先企業が増え、人に会う回数が
    3倍に増えている。一方で、会社に行かないと仕事ができない職種もあるが、そうでないのに何となく
    出社させている会社もあり、従業員はモヤモヤしている様子。このまま放置すると、個性や能力のある
    人たちは新しい働き方に対応した仕事や職場にどんどん移って行ってしまう。
    結果として、変化できる個人と変化できない個人、変化できる企業と変化できない企業の差が、
    今とても開いています。

    ②キャリアの選択肢が多様になる
    通える範囲で仕事を探すとか、子育てや介護など抱えている事情の中でできる仕事をしようという
    ところに、「通勤」や「場に行かなければならない」という要件が加わる場合と、その事情以外は
    自由に選択できる場合とではキャリアの選択肢が違う。
    活かせる強みについても、場の中でどう活かせるかと考えるよりも、場に関係なく強みにフィット
    する仕事を探すという選択肢の方が、数と質の違いが如実に出てくる。
    うまく自分のことを理解して、かつオンラインに適応できる考え方や仕事スキルを磨ける人は
    キャリアの選択肢が増えていくし、私たちが抱えている介護や子育て、病気、住みたい場所などが、
    「制約」ではなく単なる「事情」になっていくのではと思う。

    ③基本の仕事力とコミュニケーション力が一層重要になる
    人の選別も進むと思う。オンラインで仕事のできる人と、そうでない人が明確にわかれてきている。
    オフィスに集まっていたときは見えなかった仕事のできるできないが、オンラインで見えるように
    なった。自分できちんとタスク管理やスケジュール管理ができるなどがオンラインでふるいに
    かけられた。オンラインではツールを使いこなすこと以上に、基本的な仕事のスキルや対人としての
    コミュニケーション力を着実に磨けていれば、それが強みになると思う。

    ◆小田木さんがこれまでの出会いから思うオンラインで「仕事ができる人」

    ①セルフ・マネジメント力が高い人
    感情を起伏させずに常に安定した状態に自分の心身を置ける人。
    今何をすべきかとか、自分が抱えているタスク、やりたいことをちゃんと時間を調整してマネジメント
    できる人。必須です!

    ②仕事の基礎力が高い人(納期、レスポンス、正確性、効率性)
    オンライン特有のスキルは限定的で、仕事の基礎力は過去の仕事できちんと誠実に仕事をしてきた人が
    もっている。

    ③自分の強み・得意と、弱み・苦手を理解している人
    これはかなり重要。無差別に仕事を受けるのではなく、自分が得意な分野に特化するのが一番時間に
    対して成果を上げられる。オンラインだと空気で読むのが難しいので、自分の弱みや苦手も把握して
    おくことが大事。

    ④相手の立場に立って物事を考えられる人
    相手は何を望んでいるのか考えながら動ける人。この文面見て相手はどう思うか伝わるだろうかを
    考えながらメールを書けるなど、そういったコミュニケーションが取れるかどうかがオンラインでは
    重要になる。

    ★まとめ
    皆さんがこれまで誠実にやってきたことに、これらの力を磨く機会があったのではないでしょうか。
    それを自覚して、次の働き方に活かしていけばいいと思います。
    オンラインであるということのメリットに目を向ける一方、これまで培ってきた資産をもとに
    オンラインを活用していく、使いこなしていくという考え方が重要です。

    【やりたいことを“やり遂げる”目標マネジメント】
    テーマである「オンラインでの学び・スキルを磨く」にあたって大事なことは、
    「やりたい、これをしたいと思ったことを、いかに気合と根性に頼らずにやり遂げられるか!」です。

    「自分で立てた目標でも達成できないことはあると思います。目標達成できないのは、
    気合と根性・時間がないからではない、ということを考えていきたいです」と小田木さん。

    ◆考えるワーク ③
    Q. 自分で目標を立てても、なかなか達成できないのはなぜ?
    A. その目標が自分に合っていなかったから/
    目標が大きくて、どう取り組んでいけばいいか分からない/時間がなかった。目標が高すぎた/
    習慣化するまでねばることができなかったから/子どもを言い訳にしてしまうから/
    やることがありすぎて後回しにしてしまった/体力が足りない/
    環境要因。どうにもならない思ってもみない突発的理由。(チャットより)

    「いろいろな要因が考えられると思いますが、目標達成できない問題を3つに分解して考えます」

    1.動機
    動機づけできない(本心からそれをやりたいという気持ちがない中で目標設定してしまう)

    2.目標
    目標が適切でない(動機を満たせない、自分の価値観にフィットしていない、高すぎる、
    自分に合っていない)例:子どもが小さくて時間が取れない、など

    3.仕組み
    プロセスや計画が適切ではない、継続できる仕組みが考えられていない
    *気合と根性が問題ではないのがわかると思います。

    【目標達成の技術=目標達成の思考術×目標達成の行動術】
    この方式を今日インストールしていきます。
    いかに省力化しながら、自分で立てた目標を上手に達成していくかをおさえていきます。
    自分が本心からやりたいという気持ちを持つとはどういうことかを、次のワークで考えてみます。

    ◆ワーク「動機付け」
    課題:書籍『GRIT-やり抜く力』を読み上げるという目標達成に、自分を動機づける。
    400ページ弱あるビジネス書です。これを読みたい、読まねばならぬというように動機づけします。
    「動機付けのためのフレームを使って説明します。強い動機が持てれば持てるほど、
    目標達成の確立が上がります。強い動機とはその目標を達成したい理由と、自分が大事にする信念や
    価値観とが結びつき、かつそれを自覚している状態。自覚しているとは言葉でしゃべることが
    できたり書き出せたりすることです」

    ●価値観:何を大事にしているのか、なぜそれが大事なのか、どうありたいのか
    ●理由:なぜその目標なのか、なぜ達成したいのか、なぜ今なのか
    参加者のおひとりに小田木さんが質問をしていく形で課題に取り組みました。
    ●価値観
    医療機関で仕事をしたい。患者さんのために効率的でかつ質の良い医療を提供したい
    →患者さんが元気になる姿がうれしい。相手に貢献できる。
    →自信をもって仕事をしたい。そのために自己成長が必要。
    →新しい方法や、便利なものを活用したい。
    ●理由
    新しく仕事を始めるに際し、新しい方法や仕事の幅を広げるために読みたい
    →新しい知識を身につけるために必要な本を読む、勉強会に参加することを実現していきたい。
    →新しい知識が身につくと、患者さんに必要な情報を伝えられる。日々必要な情報がわかっていく。
    古いままの知識では良い医療を提供できない。

    「変化の大きい医療業界で、忙しい毎日の中で新しい知識を効果的に身につける必要がある。
    なぜかというと価値観として、患者さんにいい医療を提供したいという想いがある。
    そんな自分でありたいという想いを自覚できると、必要な目標だと認識するのです」

    書きだすことによって具体化して自覚ができ、動機付けに結びつくそうです。

    ◆ワーク「仕組みの設計」
    「6か月後の簿記2級試験に合格する」というの目標を立てます。
    そのための仕組みを考えるワークをします。

    Q. どんな行動をとりますか?
    A. 学習方法と学習時間の確保の確認。次に試験日と費用の確認、過去問の入手。最後に夫に相談/
    本屋に行く/ゴールの受験日を把握する/勉強のやり方を決める(独学か通信か)
    自分と似た境遇の方のブログなどを参考 いつまでにどの項目まで勉強すればいいか余裕をもった
    計画をたてる(週ベースまで落とし込む)/通信・通学講座の学校探し、費用等を調べる。
    ネットで勉強方法を調べる/毎日のルーティンに勉強時間を入れる/細かいスケジューリング
    4.5か月後から過去問。過去問で80点以上とる/1か月は独学し、なんとなくわかってから通信講座で
    学ぶ。その後、足りないと思うところを独学で補充する。(チャットより)

    様々な方法出ましたが、ここでは「仕組みを設計する」ことを考えていきます。

    ◆仕組みの着眼点
    「仕組みは、全体を網羅できて、かつ必要な着眼点を抑えられているとよりよい仕組みと言われます。
    仕組み設計の最終的なゴールは、次のように全体を統合的に組み上げることです」

    【仕組みの設計の着眼点】
    ①事前準備
    目標理解(情報収集)、自分理解(傾向・障害)
    ②戦略・計画
    学習方法(合格戦略)、時間投入計画(頻度・量・タイミング)、進捗計画(マイルストーン)
    ③環境整備
    パートナーの協力(合意形成)、子どもをどうするか、その他(インセンティブなど)
    意識せずともこの仕組みが回っていく環境を整えていくことが目標達成のポイントです。
    そして今の自分の状況も含めて設計していくことが仕組み設計です。

    最後に小田木さんからメッセージをいただきました。
    「ご自身が持っている時間とエネルギーという資産を効果的にうまく燃焼させながら、
    自分が望ましいと思った目標を達成し続けられるような自己マネジメントができるといいですね」

     

    ◆参加者の皆さんからの感想をご紹介します。
    ・動機付けが大切だなと思った。
    ・自分を分析していきたい。
    →小田木さんより「自分ひとりでやるのはすごく難しい。ひとりで抱え込むよりは、誰かに手伝って
    もらうのも◎」
    ・動機付けの具体化は難しい
    ・今は専業主婦。今までの仕事を振り返ることができて自信がついた。
    →小田木さんより「主婦はブランクじゃないですよ」
    ・6年くらい専業主婦。考える機会を久しぶりにもった。いろいろとチャレンジしたい。
    ・ダイエットで目標達成やってみます。
    ・コロナが落ち着いたら対面での講座で参加してみたいと思いました

  • 「未来を引き寄せる広報PRセミナー」を開催しました

    2020.12.01

    2020年11月20日(金)、
    藤枝商工会議所 中小企業相談所が主催の
    「未来を引き寄せる広報PRセミナー」が開催され、
    弊社代表の寺田が講師を務めました。

    ☑発信力がなくて商品やサービスの売り方がわからない
    ☑人手不足により十分な情報発信ができない
    ☑いまいち上手に広報ができていない

    こんなお悩みをお持ちの方に向けて、
    会社やお店の魅力を効果的に発信するノウハウをお伝えしました。

    1. ニューノーマル時代の経営
    2. 広報の基礎知識
    3. ネットニュース活用
    4. 広報を活用した事例紹介
    といったテーマで進め、
    コロナ禍に挑戦を続ける地元企業の最新事例をご紹介しました。

    セミナーの中では、修善寺駅の名物駅弁「舞寿し」さんにもオンラインでご参加いただき、
    自宅でつくれる「武士のおうち駅弁」の広報PRについて紹介していただきました。

    また、島田市の老舗手持ち花火製造会社、井上玩具煙火の井上室長にもお越しいただき、
    初の自社ブランド駿河伝統花火「義助」の広報PRについてお話していただきました。

    さらに、藤枝市の工務店、育暮家はいほーむすの寺坂社長にお越しいただき、
    50代以上の女性に向けた広報PRについてお話していただきました。

    セミナー後は参加者の皆様からもご質問もいただき、充実した2時間となりました。

    ご参加いただいた皆様、
    ご受講ありがとうございました。

    ★ふじえだ商工会議所ニュースScope〈2021年1月号〉にセミナーの様子が掲載されました!

  • 「ジモトオンライン探検隊」で“武士のあじ寿司”が紹介されました

    2020.11.28

    2020年11月18日(水)
    株式会社オフィスグルーさんが企画された
    「ジモトオンライン探検隊」に伊豆修善寺駅の名物駅弁
    「舞寿し」武士東勢さんご夫婦にご協力いただきました。

    「ジモトオンライン探検隊」とは、商品やサービスをPRしたい
    地元の企業、団体、行政向けに探検隊風にオンライン上で
    アナログ的な取材、イベントを演出するサービスです。

    今回のジモトオンライン探検隊の様子がYouTubeに
    アップされましたのでぜひご覧ください!

    大活躍してくださったのはラジオパーソナリティで
    声優学校の講師でもある高橋 裕一郎さんと
    4人の若き声優の卵たち!

    オンライン中に笑いや芸達者なトークで
    盛り上げてくださいました。

    隊員みんなで楽しくお弁当を作り、美味しくいただきました!

  • 富士このみスタイルワークシェア&スキルアップセミナー2020第1回【11.12/『見つけよう!振り回されない生き方』レポート】

    2020.11.20

    2020年11月12日(木)、仲間とつながる働き方「ワークシェア」セミナー
    第1回目に株式会社THRIVE代表取締役の村松圭子さん
    『見つけよう!振り回されない生き方』というテーマで講義をしました。
    参加者は富士市に移住してきた方を含む女性9名でした。

    コーチングという仕事に従事している村松さん。
    「1対1や組織と対話をしながらその人、その組織が本当に実現したいこと、向かう先、
    そこでつまずくことや葛藤などを明確にして、次の1歩を踏み出すのをサポートしています」
    自己紹介では受講生ひとりひとりに、受講のきっかけを話していただきました。
    セミナーのタイトルにピンときて申し込んだ方が多かったようです。

    ・振り回されない生き方ができていない気がして、ピンポイントで自分に必要だと思い、
    受講しました。
    ・振り回され気味なので、テーマをみて参加したいと思いました。
    ・振り回されない生き方を漠然と考えていて、これが良いきっかけになればいいと思い、
    参加しました。
    ・今専業主婦ですが、何かやりたいことなどを発見する時間になるといいなと思い、
    参加しました。
    ・昨年度、回覧板をみて同じ講座を受講しました。もう一度聞きたいと思い、参加しました。
    自分の軸を持ちたいです。
    ・夫の転勤で2年に1度引っ越します。引っ越すと同時に仕事も辞めないといけないため、
    振り回されているなあと感じ、振り回されない生き方をしたいと思い、参加しました。
    ・女性は年齢を重ねると山あり谷ありいろいろありますが、振り回されない生き方をしたいと
    思いました。

    * * *

    「『振り回されない生き方』にはいろいろな捉え方があると思いますが、何よりも自分起点で生きる
    ということです」と村松さん。

    自分の求めていること知るための2つのワークに取り組みました。

    ワーク①『自分のこれまでを振り返る』
    グループに分かれてこれまでの経験をシェアしました。
    〇ワークの感想
    ・自己発見を意識していますが、改めて人から言われると、「ああ私ってこうみえているのだなあ」
    と気づきました。
    ・人って奥が深いと思いました。それなりに年齢を重ねていくと、笑っていても天使な自分と
    ブラックな自分がいたりして。同じ富士市にいる方たちなので、オンラインではなくお会いできたら
    いいなあと思いました。
    ・振り回されがちで自分軸がぶれるので、人の目を気にして自分のやりたいことができないのですが、
    「行動力がある」という言葉をいただいて、ちゃんと行動できているのだ、と気づくことができ
    ました。嬉しかったです。

    「人に話すことで癒されたり、自分の強みにも気づけたりします。また、人生の局面によって優先順位
    は変わってきます。過去を振り返ることで今の自分が譲れないことに気づくのも、人生に振り回され
    ないためのひとつの手だと思います」

    ワーク②『自分のこれからを描く』
    2021年に大事にしたいことをキーワードにして考えるワークです。。
    キーワードから最高と最悪な状態を想像し、それがどんな状態なのか伝え合いました。

    〇受講者の方が大事にしたいキーワード(一例)
    ・誠実、つながり、建学
    ・自由、決断、行動
    ・スペース、つながる、美

    〇ワークの感想
    ・キーワードを考えたら、自分が大事にしたいことに気づかされました。
    ・どんな自分が好きか考えたとき、いつも笑顔で人にやさしくできる自分が思い浮かびました。
    笑っているときは、人に受け入れてもらえていると感じます。
    ・いろいろな方の意見を聞くことができてよかったと思います。
    自分に余裕がなくなると、笑顔がなくなります。笑顔になれると自分に余裕を持つことができ、
    心のバランスがとれていると感じます。

    「前向きの組織は、勝つことが絶対で最悪な状態を語りません。
    でも、最悪な状態を言葉にしておくと、どうして不安になるのか分かるようになり、
    振り回されません。途中で軌道修正することもできますよ」

    最後に気づきや感想、明日からできることをチャットで共有しました。
    ・8時半から掃除をする
    ・子供の目をみて話を聞く時間を作る
    ・自分の声を聞いて、自分がやりたいことをやる
    ・仕事を終わらせて早く寝て、心を休ませて明日はやさしく接する
    ・夫婦仲。忙しくても1日15分以上会話する
    ・素直になる
    ・肩の力を抜く時間を作る
    ・子供と夫と一緒に、日々の暮らしを同じような方向を向いて協力して楽しむ
    ・家族に笑顔を。思ったことを実行する

    〇ワークの感想
    ・自分の悩んでいたことに思いがけず気づくことができ、良い時間になりました。
    ・初めてのZoomオンライン講座だったので、最初は伝えたい言葉やキーワードを話すときに
    「ちゃんと良いこと言わないと」とプレッシャーを感じていましたが、伝えたいことを伝えていると、
    自然と言葉が出てくることに気づきました。
    ・改めて気づくことができたこともあり、話しながら自分がしたいことを整理できました。

    ◎振り回されずに生きるには、自分は何をしたいのか、何を大事にしたいのかを考える時間が必要

    「他者と関わりながら言葉にしてみてください。自分のエネルギーにもなるし、ヒントをもらうことも
    できると思います。ぜひ今後も自分起点を大事にしてみてください」

    最後にこんなメッセージをいただきました。
    「女性は結婚、出産などのライフイベントで大きく状況が変わります。女性は大変だと思う一方、
    女性の特権でもあると感じます。人生の転機を苦痛と感じるのか、好きな道を選べる瞬間が来たと
    感じるのか、それは捉え方次第。今、自分が何を求めているのかを大事にしてくださいね」

    〇講座終了後にいただいた感想
    ・オンラインなので、自宅から参加できてとてもよかったです。
    ・個人ワークとグループワークを細かくすることで、自己の気づきと現在地の確認ができる
    きっかけをいただきました。
    ・昨年も参加させていただきましたが、キーワード3つ、昨年とは変わっていることに自分の気持ちが
    変わったのだと気づきました。